年末年始は海外で♪南イタリアナポリで楽しむニューイヤーの過ごし方
クリスマス&年末年始に海外旅行へ行く方は、ぜひ賑やかなニューイヤーカウントダウンを楽しみましょう!観光客にもおすすめの人気イベントをご紹介。
ひとくちに南イタリアと言っても、範囲が広いので、地域により年末の過ごし方は多少異なると思います。
今回は、カンパーニャ州ナポリ周辺の年末の過ごし方をご紹介したいと思います。
イタリア全土というよりはヨーロッパ全体で言えることなのですが、クリスマスツリーなどの飾りつけは、1月いっぱい残されております。
家も町も、クリスマスイルミネーションはクリスマスが終わっても片づけることなく、1月いっぱいは楽しんでいます。
日本だと、クリスマスが終わるとすぐに片づけて、お正月の飾りつけに変わるのですが、南イタリアでは特別にお正月の飾りつけをするという習慣はありません。
もちろんこれも人それぞれ、そしてその家族により異なりますが、年末には親戚を含め、家族で集まる習慣があります。
お気に入りのレストランに、大人も子供もその大家族が集結して新年を祝う人達や、恋人同士で過ごすカップル、友達同士集まって賑やかに過ごしたりとそれぞれ楽しんでいます。
ナポリ湾が見渡せるレストランは大変人気があり、新年の合図と同時に盛大な花火が上がります。
日本の花火は、ひとつひとつが手がこんでいて美しいですが、ナポリ湾の花火は広範囲にわたって海上に向かって打ち上げられるので、本当に綺麗です。
また、町のあちこちで爆竹が上げられ、朝まで賑やかです。
そして、この地方の面白い風習は、窓から外へ向かって、お皿や花瓶を投げ捨てること。
昔、カウントダウンが0になると同時に、家の中にある一番古い物を窓から道路へ放り投げる習慣があったのです。
その名残か、今でもこの地方に伝わっています。
陽気に食べて飲んでスプマンテ(発砲ワイン)を開けて、歌って踊って、窓から皿を投げる。
面白いですよね。
しかし、道路を歩いていたらかなり危険。
大晦日の夜の町を恋人と一緒にロマンチックに散歩、なんてわけにはいきません。
そして、元旦の日には、市の職員が長いホウキを持って、割れたお皿や花瓶などのゴミを片づけている様子を目にします。
イタリアでは、家具など古いものを大切にする習慣がありますが、欠けたり破れたりしたものを家に置いておくと、幸運がやって来ないという考えから、新年に向けて古い物は捨ててしまおうと考えたのかもしれませんね。
機会がありましたら、大晦日を南イタリアで過ごしてみてはいかがですか?
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