オーストリアで温泉?!入浴方法とおすすめの温泉5選
オーストリアはアルプスに近いこともあり、温泉やスパが人気です。各地にスパリゾートがあり、日帰りリラックスの旅から健康のための長期療養(クア)まで、様々なニーズに応えてくれます。今回は、そんなオーストリアのおすすめ温泉とその入り方をご紹介します。
オーストリアはアルプスに近いこともあり、各地にスパリゾートがあります。
日本で温泉によく行かれる人も、海外ではあまり行かれないのではないでしょうか?
今回は、そんなオーストリアのおすすめ温泉と、その入り方をご紹介します!
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オーストリアの温泉は、泉質は温泉ですが、システムは温水プールのところが多く、水着混浴となっています。
まずは入場料を支払い、腕輪型のロッカーキーを受け取ってからロッカールームに入ります。ロッカールームも男女混合ですが、着替え用の個室キャビンを必要に応じて利用できます。
温泉は通常屋内と野外があり、プールが水路状になっていることがほとんどですので、一度お湯から上がってから、寒い中を歩く必要はありません。
水温は36~40度前後ですので、日本人の温泉の感覚ではぬるめかもしれませんが、長時間のんびりとお湯につかれる温度になっています。
スパ施設には必ずサウナが併設しています。
別料金のこともありますが、オーストリアのサウナ施設は日本と全く違う文化ですので注意してお楽しみください。
まず、サウナエリアは男女混合で全裸が鉄則。
しかし、全裸文化が普通のオーストリアでは、誰も恥ずかしがったりじろじろ見たりしません。度胸のある方ならすぐに慣れてしまうと思いますので、ぜひオーストリアのサウナワールドを体験してみてください。
他にサウナのルールとしては、
・ドライサウナでは自分のタオルの上に座る(汗を垂らさない)
・スチームサウナでは座る前と座った後に椅子を水で流す、等があります。
郷に入っては郷に従え、オーストリアのサウナ文化に裸で触れてみてくださいね。
また、ドライサウナは1時間ごとに「アウフグス」という儀式があります。
熱く焼けた石にハーブエッセンス入りの水を掛け、立ち上がる熱い水蒸気を担当者が他の人にタオルで掛けて回るというものです。上手な人に当たると、一種のパーティーみたいな雰囲気になり、サウナのお客さんとの不思議な連帯感も生まれます。
こちらもカルチャーショックですので、気になる方はぜひ一度体験してみてください。
それでは、次に、オーストリアの温泉5選をご紹介します。
ウィーンから南へ30分行ったところにあるレーマーテルメ。
地名からして「Baden(=お風呂)」という名の有名な温泉地で、ローマ人がオーストリアに入植していた時に発見されたものです。
そんな歴史のあるこの町には、現在でも「ローマの温泉」という名前のスパ施設があり、ウィーンに近い高級保養地として栄えたこの街には、高級感と共に硫黄の匂いが漂います。
ウィーンから最も近い、スパ施設がオーバラーのにあるテルメ・ヴィーンです。
最近改装したばかりでとても新しく、規模も大きく清潔です。
雨の週末などは家族連れも多いですが、大人専用ゾーンは静かで落ち着けます。
サウナゾーンは別料金ですが、ゆったりくつろげるスペースになっています。
アルペンスキーの後に温泉を楽しみたい方は、バート・ガスタインにあるフェルゼンテルメがおすすめ。
スキー場に最も近いスパ施設で、翌日に備えて体をゆっくり休めましょう。
サウナエリアからはアルプスの山々が見え、温水プールエリアは自然の岩の癒し効果バッチリ。
滝のある洞窟エリアもあります。
ハプスブルク家の皇帝が避暑地として利用したことで知られるアルプスの街バート・イシュル。
ここは温泉地としても有名で、高級感のあるスパ施設オイロテルメがあります。
アルプスの塩を使ったトリートメントやサウナは美容と健康に効果あり。
流水の温水プールは、隠れ家のような楽しい休憩ゾーンがあり、屋外プールも快適です。
サウナの種類も豊富で、「皇帝サウナ」「岩鉛鉱サウナ」など入ってみたいものばかり。
日本でも知られている画家で建築家のフンデルトヴァッサーがデザインした、巨大温泉リゾートローグナー バード・ブルマウ。
ウィーンから2時間と交通の便はあまりよくありませんが、宿泊施設やレストランが充実していて、長期滞在のクア目的の宿泊客の姿が絶えません。
ここはオーストリアの温泉には珍しく、40度を超える温かい温泉があり、白濁したお湯の泉質はぬるっとして最高です!
一泊して、最高の泉質と芸術的な建築物、美味しい食事をセットで楽しむのがおすすめです。
オーストリアは温泉好きにとってもパラダイス!
どのスパ施設も特徴があり、色々制覇してみるのも楽しいものです。
温泉好きの方は、温水プールだけではなく、その施設の特徴がよりよく出ている、サウナの方も勇気を出して入ってみてくださいね。
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国際機関勤務を経て、現在は二児の子育ての傍ら、ウィーン大学博士課程に在籍中。ライター業、翻訳レビュー、ネットショップ、写真撮影など、活動は多岐にわたる。ウィーン在住10年以上。
ブログ「舞台はウィーン!」http://wienok.blog119.fc2.comにて、ウィーンのミュージカル情報を発信中。
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