春になると、必ずと言っていいほどパステルカラーのアイシャドウが流行りますよね。淡いピンクやグリーン、ペールブルーにイエローなど、見るだけでかわいいカラーがいっぱいでどれも試してみたくなります。


でも、このかわいい色を上手に使いこなすには、くすみやクマのない透明感のある目元が欠かせません。

まぶたがくすんでいると、せっかくのかわいいカラーがグレーがかって見え、顔全体の印象もどんより見えてしまいますし、下まぶたを明るく見せるためにのせるイエローやペールグリーンも、クマがあるときれいに発色せず、それどころかかえってクマを目立たせてしまいます。

せっかくの春メイクを楽しむために、まぶたのくすみを一層し、目の下のクマを目立たなくするケアをしっかりして、パステルカラーのメイクを成功させましょう。

■まぶたのくすみケア
まぶたのくすみの原因は、クレンジング時の摩擦や寝不足、目の疲れなど。まずはこれ以上くすみを進行させないために、アイメイクのクレンジングから見直しましょう。

クレンジングオイルやクリームなどを使って、まぶたを過剰に摩擦している方は、それだけでもくすみやすくなるので、アイメイクリムーバーを使って、優しくこすらないようにアイメイクを落とすようにしましょう。

正しいアイメイクリムーバーの使い方は、リムーバーをコットンに多めにとり、まつ毛からまぶたの上全体にのせます。その後、2~3分時間を置いて、そっとふき取ると負担無くアイメイクとマスカラを落とすことができます。

インサイドラインを引いている方は、アイメイクをふき取ったコットンを1/4に折ってコットンの角を使ってふき取るときれいにふき取れます。くすみは血行が悪くなったり目が疲れると濃くなるので、反対に血行を良くし、目の疲れを取るとかなり軽減されます。

まぶた専用のメイク下地などもありますが、これだとくすみを目立たなくすることはできても、改善することは難しいので、それよりも即効性があって改善もしてくれるケアをお伝えします。

目元の血行を良くし、疲労も和らげ、さらにくすみもケアしてくれるのが、ホットパック。

厚めのタオルを水で濡らし、やや固めに絞ったものを電子レンジで温めて作るホットパックもいいですが、温かさを持続できるのは、それ自体が熱を持つアイマスクや、アイマスクの中がジェルになっていて、電子レンジで加熱して使うタイプのもの。

おやすみ前はもちろん、朝のメイク前にも使用することで目元全体が明るくなります。

■クマの種類とケア
クマの種類と原因についてお伝えします。

●血行が悪くなることによってできる青クマ
青クマはまぶたのくすみケアと同じく、ホットパックでかなり改善されますし、の茶クマもクレンジング時やスキンケア、メイク時に力を入れないようにすることでクマの進行を防げます。

●年齢と共に目元がたるみ、影ができ黒っぽく見える黒クマ
黒クマは人差し指と中指を使ってピアノタッチマッサージ(ピアノを優しくひくように交互に指を動かすこと)をスキンケア時にすると、たるみ改善になります。

●摩擦によるくすみが原因の茶クマ
茶クマの改善は上記の、目に負担をかけないメイクオフ術を参照にしてくださいね。なによりも、目のまわりの肌に負担をかけないことが重要です。

どのケアもすぐには結果は出ないかも知れませんが、積み重ねが大事ですので、毎日の習慣にして、くすみとクマをケアしましょうね。


(藤中奈々代)

この記事を書いたコラムニスト

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