新年度を迎え、入社や社内異動などで、これまでとは違う場での新たなスタートを切った方も多いかもしれません。これから初対面の人と会う機会も増えることでしょう。そこで、改めて初対面の常識を見直してみてはいかがでしょうか。

初対面で受ける相手の印象は、その後の人間関係に大きく影響します。逆に、自分が初対面で与えた印象は、後々まで影響するということなのです。当然のことながら、少しでもよい印象を相手に与えたいですよね。

ビジネスシーンでは、メイクやヘアスタイルよりも、笑顔など表情のほうが重要視されます。けれども、いくら表情が素敵でも、清潔感のないヘアスタイルをしていれば、もちろんマイナスの印象を与えてしまいます。初対面でよい印象を与えるメイクやヘアスタイルについて、改めて知っておきましょう。

■ビジネスシーンにふさわしいメイク
初対面の相手がど派手なメイクでやってきたら、悪い印象になる可能性はあっても、良い印象は残らないでしょう。けれども、そのメイクが習慣になっていて、気づかないうちにそのようなメイクをしている人もいます。

ビジネスシーンに必要なのは、表情を明るく自分らしく見せるメイク、つまりナチュラルメイクです。ナチュラルメイクのポイントとしては、まずファンデーションは健康的に見える色を選ぶことです。

そしてアイメークは、自然な色みを選びます。アイシャドウであればブラウン系かベージュ系、マスカラはブラウンか黒、アイラインを引く場合はブラウンか黒で、まつ毛の隙間を埋める程度でOKです。

眉は不自然な印象にならないように、はっきり描きすぎたり、細すぎたりしないようにします。チークは、血色よく見せるために、ピンク系かオレンジ系を使用しましょう。口紅も血色よく見える色を選びます。濃い色やラメ入りの口紅はふさわしくありません。

■ビジネスシーンにふさわしいヘアスタイル
ヘアスタイルは清潔感を演出する上で大切な要素なので、日々確認を怠らないようにしましょう。確認すべき点は4つ。きちんととかしてあり、乱れや寝ぐせがないか。脂ぎっていたり、フケが浮いてないか。前髪やサイドの髪の毛が顔や目にかかっていないか。枝毛など、髪の毛が傷んでいないか。

他にも、カラー・パーマは、不潔に見えず、服装とのバランスがとれていればOKですが、職種によって基準が違うので、職場の先輩を参考にしましょう。また、お辞儀をして顔をあげたとき、髪が顔にかかるようなら束ねておくようにします。

ビジネスシーンで必要なのは、おしゃれではなく身だしなみです。おしゃれは自分自身を演出することですから、自分の好みが基本です。けれども、身だしなみは相手がどう思うかを配慮したものになります。おしゃれと身だしなみの違いを知り、初対面で不快にさせるようなことがないように注意しましょう。

「身だしなみ」以外にも初対面で重要なことは、たくさんあります。もっと詳しいことを知りたい方は、『超図解 知っておくと恥をかかない初対面の常識』(サンクチュアリ出版)をチェックして。

初対面の人に会うことが多いこの時季、初対面で損をしてしまうことがないように、新入社員の方はもちろんベテランさんも一度自分を振り返ってみてはいかがでしょうか。

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『超図解 知っておくと恥をかかない 初対面の常識』は、4つの章に分けて、あいさつやアポイントの取り方、敬語の使い方を含む「話し方・聞き方」、自分なりの笑顔を見つけ、服装や髪形のエチケットを含む「身だしなみ」、来客や電話の応対、ビジネス文書の書き方から冠婚葬祭の出席方法も含む「マナー」、そして初対面を苦手に感じる最大の要因「緊張」について、脳科学の視点からアプローチする「緊張」について解説。

この記事を書いたコラムニスト

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