まだまだ暑い毎日。食欲がなく、冷たいものや口当りよいもので食事がおろそかになりがちではありませんか? 夏バテは確かに痩せますが、ラッキーなんて思っていると怖い落とし穴が…。


ダイエット経験のある人はお分かりですね。リバウンドです。秋になって涼しくなると、痩せるどころかぽっちゃり逆太りなんてこともあるのです。今回は、秋が来る前にリバウンドを防ぐポイント2つを紹介します。

■ポイント1:身近な食材にひと手間プラスで栄養は倍増
食が細くなると摂れる栄養も不足がちになり、夏バテを加速します。食べないから物理的に痩せますが、無理なダイエットと同じでとても不健康です。のど越しが良い、冷たいものを食べがちですが、そこに栄養価のある良質な一品をプラスしてあげるだけで栄養価はグッと上がります。

例えばおそうめんや冷麦の場合、具材にひと工夫ですね。鶏のささみを蒸してさいたものや、金糸卵をトッピングにすれば、カラダの必須栄養素であるたんぱく質を摂ることができます。

その他、冷ややっこは薬味にかつおぶしや炒り胡麻をプラスすればたんぱく質が摂れ、簡単に栄養チャージできます。なぜたんぱく質が良いかというと、身体を作るために必要な基本的な栄養素だからです。一緒にとると吸収が効率良くなるアミノ酸やビタミンB類は薬味やかつおぶし、ゴマに含まれて、夏の定番料理の冷ややっこはまさに栄養の宝庫なのです。

ビタミンCは普段から排泄されやすいですが、夏は特に汗とともに排出されてしまうので、積極的にフルーツを食べて摂りましょう。食後のデザートとしてプラスするだけで、たんぱく質の組成を助け、 疲労回復にもつながります。ただし、何でもやり過ぎは禁物、たんぱく質だって摂り過ぎは太ります。

■ポイント2:筋トレを侮るなかれ!
夏バテは体力だけでなく、筋力も落としてしまいます。暑くて体を動かす気にもなれず、涼しいお部屋にこもりがちだと、秋に食欲が戻ったらさあ大変。すっかり運動から遠ざかり、でも食べる量は増えでは、エネルギー消費が出来ず脂肪と化します。暑いからなんて言い訳は禁物、日々カラダは動かしましょう。

オススメは無理なく続けられるプチ筋トレ、コツは、日常生活にとりいれることです。ショッピングをしていると、時間を忘れて結構歩きますよね。これを利用するのです。歩きやすい靴でウィンドウショッピング、エレベーターは使わず、階段を利用すれば立派な有酸素運動付き筋トレです。

階段は筋肉量の多い太ももに効果的、脂肪の燃焼率もあがります。 お家でもテレビを観ながら軽くストレッチとか、掃除機の後に道具を使わずウェットタオル等で床拭きとか、窓拭きもいいですね。また、椅子をバランスボールにかえてみるとか、軽い筋トレはいくらもできますよ。

ポイント1の食とポイント2の軽め筋トレを日頃から習慣づけていれば、自然と太らない身体になっていきます。たんぱく質を必要量とって、筋トレをすれば体力、筋力もアップ、夏バテしているならなおのこと、少しずつ体力の回復をしていきましょう。

美味しい旬の食材がいっぱいの秋がやって来る前に太りにくい身体を作りに励み、存分に秋の味覚を楽しみたいですね。

インスピレーションフラワーはヒマワリです。生花がなければ写真や絵でもOKです。お部屋に飾って元気をいただきましょう!



(森 冬花)

この記事を書いたコラムニスト

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