観光旅行で運を引き寄せる!非公開文化財を楽しむ、京都開運の旅
卒業旅行や運気アップなら、日本古来の文化遺産を楽しめる京都観光へ。建仁寺や妙心寺、相国寺などの非公開文化財を特別に写真画像つきでご紹介いたします。
こんにちは、開運アドバイザーの早乙女翠です。
日本旅行作家協会会員として、旅による開運を推奨しています。
九星気学では、今年(2月4日から1年間)は、「二黒土星」が中宮(九星方位盤の中心)に位置し、土の気が運気を支配する年。
今後に向けての土台作りが、開運のカギになります。
自分自身のベースを見つめ直すという意味では、日本古来の文化に触れることも「開運行動」です。
そこで、今回の旅のテーマは「和の文化にふれる京都開運旅」。
普段は見ることができない非公開文化財が、3月18日まで特別公開されている京都市を訪れました。
※写真は特別な許可を頂いて撮影しています。
冬の京都の魅力を発信する企画として、昭和42年に始まった観光キャンペーン「京の冬の旅」が、今年記念すべき50回目を迎えました。
毎年、大河ドラマや歴史の節目など、時代に合わせたタイムリーなテーマを選び、冬限定の文化財、史跡などを特別公開してきました。
今年のテーマは「禅」
今年は臨済宗を開いた臨済禅師の1150年遠諱(おんき)にあたることから「禅―ZEN―禅寺の美・日本文化の美」がテーマです。
禅宗寺院を中心に庭園、仏像、襖絵、建築などの文化財を見ることができます。
おすすめは、バスで効率よく周り、昼食には名店の京料理が味わえる定期観光バス特別コース。
今回は「みやびコース」を利用して、禅寺の障壁画を堪能しました。
建仁寺は、建仁2年(1202)創建。
寺名は、当時の年号から名付けられた、京都最古の禅宗寺院です。
特別公開の開山堂は、栄西禅師の廟所(墓所)として知られ、禅師の木像と開基・源頼家像を安置しています。
栄西は14歳で落髪、比叡山で天台密教を修め、その後二度にわたって宋で学び、日本に禅を伝えました。
また、中国から茶種を持ち帰って、日本での栽培を奨励し、喫茶の法を普及した「茶祖」としても知られています。
客殿の襖絵「龍虎図」は、雲を蹴散らす迫力の龍が印象的。
江戸時代の武士で、狩野派の絵師・加藤文麗の作品です。
松の下で寄り添う鶴の姿が美しい「松鶴波図」は、狩野派や円山応挙から画法を学んだ原在中の作品。
また、白梅に戯れる雀や燕などを描いた「白梅群禽図(はくばいぐんきんず)」は、つがいで描かれている数種類の鳥が微笑ましい、優美な作品です。
客殿に特別展示されている「陶製十六羅漢像」も見どころです。
清水坂・五条坂16人の陶工の作品で、普段は、楼門の二層目に安置されている作品です。
それぞれが得意とする技法で作られたため、趣が異なるのが面白いですね。
金地に映える迫力の図が見応えあり「妙心寺天球院」
妙心寺の塔頭寺院「天球院」では、狩野山楽とその娘婿の山雪が手掛けた、金碧(こんぺき)障壁画が観賞できます。
禅宗には珍しものです。
力強さ溢れる「梅に遊禽図(ゆうきんず)」
躍動感あふれる梅の大木と山鳥が描かれた「梅に遊禽図(ゆうきんず)」。
今回の京の冬の旅ポスターにも採用されています。
迫力満点の「竹虎図」にも目を奪われます。
よく見ると、右端に座しているのは、虎ではなくて豹のようです。
当時は、虎の毛皮を猫にかぶせて描いていたそうで、毛皮の中に虎より小ぶりな豹が混じっていたのを、虎の雌と勘違いして描いてしまったとか。
面白いエピソードですね。
金地の襖絵は、4年前からデジタル複製を始め、今春には全ての複製を終えます。
原本は京都国立博物館に寄託されますのて、天球院で本物を見る最後のチャンス。
本物と見まがうばかりの高精細複製品ですが、見分けるには、襖の引手に注目して下さい。
歴史を感じる物は本物で、新しさを感じたら複製。
本物と複製を比較しながら鑑賞できるのも、今だけです。
ぜひ、見比べてみて下さいね。
約10万坪の広大な境内を抱える妙心寺は、禅宗に深く帰依した花園法皇が、自らの離宮を禅刹に改めたのが起こり。
「玉鳳院」は法皇が建てた最古の塔頭寺院です。
方丈内部には、天を駆け巡る「龍図」をはじめ、狩野派の襖絵が並びます。
境内には豊臣秀吉の長男である、鶴松の霊屋があります。
霊屋外観
霊屋内部
また、織田信長や武田信玄の石塔が残り、名将たちの歴史が感じられます。
相国寺の塔頭寺院で、足利五代将軍・義量(よしかず)の菩提寺である長得院方丈では、幕末画壇で活躍した岸派の三代目・岸連山(岸徳)による水墨障壁画を見ることができます。
ご紹介する2点は、淡彩を生かしながら墨を駆使して描く、柔和で装飾的な画風の連山による代表作です。
みやびコースの昼食は、妙心寺御用達の名店、精進料理「阿じろ」で頂きます。
目にも美味しい精進料理。
上質の昆布やどんこ椎茸、干瓢、煎り大豆を用いたダシによる、深い風味を醸し出した上品な味を堪能できます。
おわりに
襖絵の本来の鑑賞方法は、座すること。
座していることを前提に描かれているので、腰を下ろして眺めてみて下さい。
視点が変わり、より迫力を感じたり、深い趣きが伝わって来る筈です。
問い合わせ:京都定期観光バス予約センター・TEL:075(672)2100
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開運アドバイザーのSUISUIこと早乙女翠(さおとめ・すい)です。キャッチフレーズは「愛と夢と希望をお届けする占い師」
日本旅行作家協会会員として、旅による開運を推奨しています。
開運の旅の3要素「パワースポット」「温泉」「地元グルメ」を中心に、ご紹介してまいります♪
よろしくお願いいたします☆
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