老化予防、アンチエイジングの化粧品やスキンケアを行う女子へ。食べ物にも注意をしていますか?体を老けさせる「糖化」の原因となる物質「AGE」を溜め込まないポイントを解説しています。

老化を早める、身体の「糖化」について

こんにちは、パーソナルトレーナーの和泉大樹です。

今回は、「糖化」についてお話します。


いつまでも若さを保ちたいと思う人は多いと思いますが、誰でも加齢により身体は老化してしまいます。
老化は様々な要因が考えられますが、そのきっかけとなる物質が「糖化物質」と言われています。

 

 

そもそも「老化」とは?

加齢により身体の様々な組織が衰え、機能が低下していく事を、「老化」と言います。

老化によって起こる体の変化は、皮膚がたるんだり、筋肉が衰えたり、血管がボロボロになったり、視力が低下したりなど様々です。


これらの老化現象は、自然にそうなるのではなく、身体の中で何らかの変化が起きた結果です。
この老化のきっかけとなるのが、身体の「糖化現象」と言われています。

 

糖化によって老化物質が生成

糖化とは、「AGE」とい言う老化物質を生成する反応のこと。
AGEは、身体の中で、余分な糖分とタンパク質が結びついて、タンパク質が変性して出来たものです。

 

AGEは、血液中に糖分が多い状態で作られるので、糖分を過剰に摂取すると、老化を早めてしまうと考えられています。

血糖値と、老化の原因「AGE」の関係

AGEを考える場合、重要なのが血糖値です。

血糖値が高いと、より多くのAGEが作られ、老化が進みます。


つまり、体内に糖分がたくさんあればあるほど、体内のタンパク質と結び付きAGEが作られます。
そして、血糖値が高い状態が長期間続けば、多く作られるので老化が進むのです。

 

血糖値が高い状態を避ける

なお、血糖値が正常範囲内でも、長く生きていれば、その分AGEは作られてしまいます。
糖分は、生きる為に絶対に必要な成分で、血糖値を0にはできません。

 

正常範囲に保ち、血糖値が高い状態をなるべく作らないようにすることが大切です。

AGEは食べ物にも含まれている

AGEは、体内で作られるだけでなく、食べ物を食べることでも、体内に取り込まれているとも考えられます。
特に、高温で加熱調理した食べ物に多く含まれていると言われています。


AGEは、糖とタンパク質のメイラード反応によって作られます。
メイラード反応とは、加熱によりキツネ色になったり、焦げ目がついたりすることです。

 

 

水を使わずに焼いたり、油で揚げたりした物に見られるので、見た目でAGEの量がある程度判断ができます。


糖分を摂らなくても、焼いた物や揚げた物をたくさん食べていると、糖化による老化現象を早めてしまうことになりかねませんので、ご注意ください。

AGEを体内に溜めこまないためのポイント

老化物質であるAGEを溜めないためには、以下のような食生活を心がけましょう。

 

糖分を摂り過ぎない

血糖値の急激な上昇を抑える為に、食物繊維を十分に摂る

 

唐揚げやフライなど、揚げ物を食べ過ぎない

 

キツネ色の食べ物や、焦げ目がついた食べ物を食べ過ぎない

 

バランスの良い食事を心がける

 

おわりに

長く生きれば、老化するには当たり前の事ですが、老化の原因と言われるAGEを溜め込まないようにすれば、老化の進行を遅らせる事ができるかもしれません。

 

もちろん老化の原因は、他にも考えられるので、AGEだけ気にすればいいわけではありませんが、いつまでも元気でいたいと思う人はAGEも意識してみてください。

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