アトピー性皮膚炎は、季節の変わり目、特に春に症状が悪化しがち。その原因は「自律神経の乱れ」がポイント。交感神経・副交感神経のバランスを整える生活習慣のポイント
春は「解毒、排出」の季節。
交感神経から副交感神経へと切り替わるため、バランスが崩れやすくなります。
では、アトピーの症状が出るのは、どの季節が多いでしょうか?
個人差がありますが、一般的に「夏→秋」の「暑い→寒い」よりも、「冬→春」の「寒い→暖かい」の変化の方が、つらい症状を訴える人が多くなるそうです。
季節の移り変わりによる気温の変化が大きいため、自律神経のバランスが不安定になる原因と言われています。
答えは、大人の血管の長さは約10万キロメートル。
これは地球を2周半も出来る長さなのです。
自律神経は、およそ10万キロメートルもある血管すべてに沿って走っています。
自律神経とはカラダのライフラインである「血流」を支配して、私達のカラダの60兆個の細胞すべてをコントロールしています。
自律神経のリズムは、交感神経と副交感神経のバランスによって作られます。
つまり、自律神経のバランスが良いと、アトピーの症状が出にくくなると考えられます。
- 交感神経 = 緊張、興奮すると高まる
- 副交感神経 = リラックスすると高まる
では、自律神経をコントロールする生活術を見ていきましょう。
自律神経のバランスは「朝」に決まります。
まずは朝起きたら朝の光を浴びること。
体内時計の調整が出来ます。
朝起きたら「水を一杯」飲む。
眠っているうちにたくさんの汗をかいていま す。まずは水分を補給しましょう。
水を飲むと、腸に刺激を与える事が出来て、便秘解消にも役立ちます。
フルーツやヨーグルトだけでもOKです。
あなたは、いつも決まった時間に食事をとっていますか?
自律神経を整えるキーポイントは、食事のリズムを整えることも関わっています。
食事の後に眠くなるという経験をした方も多いのではないでしょうか。
食事中は交感神経が優位になり、食後は消化するために、副交感神経が優位になります。
このため、食事の後はウトウトとする訳ですね。
今すぐ出来る自律神経を整える方法。
それは「呼吸を整えること」です。
驚いた時、急いでいる時は、どんな呼吸になっているでしょうか?
短くて早い呼吸になりがちですよね。
まずは「ゆっくりと深い呼吸」を意識してみましょう。
例えば、朝の歯磨きを5分くらいかけてゆっくりとしてみましょう。
余裕を持って1日をスタート出来るはずです。
生活をしていく中では、色々と出来ない時もあると思います。
そんな時も、焦らずに。
「出来る時はやってみる」でOKです。
まずは、日常生活を見直すだけでも、自律神経を整えるきっかけとなります。
自律神経を整えることが、アトピーを根本から改善するための道のりの1つです。
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