健康と美容、ダイエットに効果的な「有酸素運動」。効率の良い体脂肪燃焼ポイントなど、運動が苦手な人でも続けられる方法も解説しています。
こんにちは、パーソナルトレーナーの和泉大樹です。
手軽に始められ、健康の維持やダイエットに有効な「有酸素運動」。
ですが、効果を上げるには、正しく行う事が大切です。
そこで今回は、意外と知らない有酸素運動の疑問についてお答えします。
運動の2大エネルギーは、糖質と脂質です。
何もしていなくても体脂肪は常に分解され、脂質はエネルギー源として使われているので、1分でも5分でも運動をすれば、安静時よりも多くの体脂肪を燃やすことができます。
ですから、20分以上運動しないと全く効果がないというわけではありません。
運動を始めた直後からでも、4割近くは脂質からエネルギーをまかなっています。
10分後くらいから脂質の燃焼率が上がっていき、20分以上になるとエネルギー供給率が糖質よりも脂質が上回っていきます。
まとまった時間が取れない場合、スキマ時間を見つけて行なうだけでも効果は十分です。
1分走るだけでもダイエット効果はありますが、持続する時間が長ければ多くのカロリーを消費でき、より効果的です。
ですが、長時間続けるのは辛いと言う人は、休み休み行なってもOK。
例えば、5分走って辛くなったら、ゆっくり歩くか立ち止まって、呼吸が整ってからまた走れば良いのです。
途中で休んでも、ダイエット効果は変わりません。
むしろ、「休み休み行なった方が効果は高い」との報告もあります。
辛くなったら休めると思えば、有酸素運動を始めるハードルが下がりますよね。
強度を上げるとエネルギー消費量は増えますが、脂肪の燃焼率は下がります。
運動の2大エネルギーは、糖質と脂質。
これらは同時に使われますが、運動強度が高いと糖質、低いと脂質の利用率が高くなります。
とは言っても、強度が低すぎても、効率よく脂質は消費されません。
脂質が一番燃焼しやすい運動強度 = やや辛いと感じるペース
運動中に脂質が一番燃焼しやすい運動強度があり、それがやや辛いと感じるペースです。
息が多少上がるくらいで走っていても、会話はできる程度。
このペースで行えば、効率よく体脂肪を燃焼する事ができます。
生理的に言えば、1日の中で体温がピークに達する時間帯が適していますが、続けられなければ意味がありません。
どんなトレーニングでも、数回やっただけでは、身体は変わらないので、自分が長く続けられる時間帯で行えば良いです。
アスリートでもない限り、時間帯は気にする必要はありません。
トータルで同じ時間有酸素運動を行うなら、週1回よりは週2回、週2回よりは週3回の方が効果的です。
運動の頻度を増やす場合の注意点
できれば週3回行いたいですが、頻度を高くすると、実行するのが難しくなり、途中で挫折しやすくなります。
最初のうちは、週1回から始め、できそうであれば徐々に頻度を増やしていくのが良いでしょう。
また、頻度を増やす場合は、疲労を溜めない為に、運動強度を下げたり時間を短くしたりなど調整をしましょう。
せっかく運動をするなら、効果的に行いたいですよね。
正しく有酸素運動をして、効果的に効率よく体脂肪を燃やしましょう
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大野 麗(うらら)
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