低体温は身体にも美容にも悪いことばかり!ということは「体温36.5度が美肌の秘訣【前編:とてもこわい低体温の弊害】」で、ご理解いただけたかと思います。平熱を36度台に上げるためにはこの前編でお知らせした事の反対を行えば良いという事になります。

バランスの良い食事を1日3回きちんと食べ、適度な運動習慣をつけ、ストレスを溜め込まないようにする。これが基本となりますが、今回はもう一歩踏み込んで、「体温36.5度でツヤツヤ美人になれる4つの習慣」についてご紹介したいと思います!

■1. 根菜を食べる
基本的に南国など温かい地域の食べものは身体を冷やす作用があり、反対に寒い地域や冬に食べられる食品は身体を暖める作用があります。特に根菜は身体の芯から暖めてくれるのでオススメです。胃腸にも優しいレンコンや、身体を温める効果抜群の生姜などを意識して食べると良いでしょう。

■2. 入浴する
10分以上湯船に浸かる事で体温は約1度上がると言われています。と言っても、“今日はシャワーだけ”“今日は時間があるから半身浴もたっぷりと”といった偏った入浴では意味がありません。大切なのは毎日湯船につかる事です。継続は、力なりですね。

■3. ノンカフェインでストレスフリー
人はリラックス状態の時は血流がよく、反対に緊張状態の時には血液の流れが滞りがち。交感神経を刺激するカフェインは控えて、ストレスフリーな生活を心掛けましょう。

■4. 寝るときは靴下を脱ぐ
冷えてしまわないように靴下を履いて寝るという人もいますが、実は靴下を履いて寝ると体温がうまくコントロールされません。寝る直前までは冷えないように靴下を履くことは好ましいですが、寝る時は靴下を脱ぐことをオススメします。

■体温と肌の関係
日本人の平均体温であり、身体にとって正常とされている体温は36度台。体温が36度台であれば、風邪などのウイルスと戦える免疫力もきちんと機能しています。

同時に体温が36度台以上であれば内臓の温度も正常に保たれ、本来の働きをしてくれるので肌のトラブルはもちろん、顔や身体のむくみも遠ざけてくれます。 また、代謝を活発にすることでターンオーバーも正しく行われるため、乾燥や肌の老化も防ぐ事ができます。

■体温が1度上がると血流がぐっと良くなる
血流が悪いと顔がむくんだり、くすんだりしがちですが、体温が上がることで血の流れはぐんとよくなります。血液の働きのひとつに、細胞に栄養と酸素を届け、老廃物を取り除く役割があげられます。体温を上げる事によって血液の働きは活発になり、血流はぐっと良くなるのです。

以上、ご紹介した方法はすぐに実践できることばかりです。意外と簡単なこれらのテクニックを習慣化し、脱低体温を目指しましょう!


(服部恵)

この記事を書いたコラムニスト

関連コラム