上質なパールネックレスの選び方。真珠の種類や品質の基準も紹介。冠婚葬祭などのフォーマルシーンにはもちろん、上品な大人カジュアルコーデにも。

はじめに

数あるジュエリーのなかで、最も日本女性に似合うのは「パール」ではないでしょうか。

顔立ちや本来の髪色からも、清楚で上品な和の雰囲気にピッタリですよね。
改まった席にも通用する、「パール」の達人をめざしましょう。

 

 

パールの種類

真珠は母貝に育てられることから、「生きた宝石」とも呼ばれますよね。
いくつか種類があるので、それぞれ特徴を見てみましょう。

和真珠(あこや本真珠)

和珠とも呼ばれ、日本では最も一般的です。
古くは古事記や日本書紀にも記述があり、ほとんど国内で養殖されています。

大きいものでも珠径は10mm程度です。

花珠

真珠は巻きや形を基本に、光沢やキズ、仕上げの5つの要素で品質が判断されます。
これら5大要素全てでトップランクのものが「花珠」と呼ばれます。

とても貴重な真珠です。

南洋真珠

主にタヒチ産の黒蝶貝から採れる黒真珠は、独特の緑がかったピーコックカラーが人気です。
またオーストラリアやインドネシア、フィリピン海域では、白蝶貝から白蝶真珠も採れます。

これらは、和珠にはない大ぶりな華やかさが特徴です。

コンクパール

カリブ海やメキシコ湾のピンク貝から採れ、「真珠の女王」との異名があります。
奇跡と言われるほどの低い出現率です。

マベパール

熱帯や琉球列島などの亜熱帯海域に生息するマベ貝から採れ、半球形をしたものが一般的です。

ケシパール

養殖の段階で、母貝が虫や砂粒などを核として取り込み形成されます。
通好みの楕円や小石、ケシ粒のような独特の形状です。

淡水真珠

湖水真珠ともいい、多くは中国から輸入されます。
イケチョウ貝から採れ、ピンクやオレンジ、パープルなど色合いが豊富です。

 

 

パールの品質を決める基準とは

真珠は見た目で判断されますが、ぜひ参考にしたい基準があります。

巻き・照り・色

「巻き」というのは真珠層の厚みのことで、厚く均一なものが良いとされます。
「照り」は光沢のことで、深いものが好まれます。

巻きが均一できめが整ったものは、それだけ照りも色も高品質です。

形・キズ

基本的には真円に近いほど価値が高いとされ、キズは少なく目立たないほどよいのは言うまでもありませんね。

 

サイズ

サイズに関しては、品質が伴った大きなものほど高価です。

 

 

パールネックレスを選ぶときのポイント

使う機会が一番多いのは、冠婚葬祭用のネックレスですよね。
選ぶ際にチェックしたいのは、以下の3つの項目です。

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