週末だけ一緒に暮らす。「週末婚」経験カップルから学ぶ夫婦円満の秘訣 (1/2)
週末だけ会う、一緒に過ごす「週末婚」。メリット・デメリット、子供との関係、離婚しないためのコミュニケーション術を解説。
こんにちは、 メンタルケア心理士の桜井 涼です。
結婚したら、一緒に暮らすことが一般的と考え実行する人が大半ではないでしょうか。
それが結婚の最大の醍醐味であり、孤独を味わうことがなくなるという心強い生活の変化だからです。
ですが、週末婚を提案するカップルがいるのもまた事実です。
どうして週末だけ一緒に過ごすようにしたいのか、その生活で起こるデメリットとはなんなのかを知れば、その先が見えてくると思います。
週末婚推奨派の方達が、1番に考えているのは1人で過ごす空間や時間のようです。
週末婚のメリットを見てみましょう。
- 自分の1人時間が平日に思う存分持てる
- 家事に追われない
- 仕事で残業になっても無理がない
- いつまでも恋人気分でいられる
- 結婚した社会的地位が手に入り、自由もある
今まで通りの生活ができ、週末は恋人の時と同じ状態の夫と過ごすことができるので、仕事をしっかりしたいという人や、「1人で過ごす時間がないと困る」という人にはいいのかもしれません。
自由な時間と、結婚という社会的地位の確立の両方が手に入る部分は、大きなメリットだと私も思います。
メリットが大きいということは、デメリットもそれなりにあるということです。
大きいのは金銭面と孤独感ではないでしょうか。
- 家を2つ持つことになるので、お金が2倍かかる
- 浮気の心配がある
- 一緒にいられる時間が短い
- 平日は孤独感がある
- コミュニケーションが不足がちになることもある
- 子どもができた場合、子どもに不安を抱かせることになる
このように、金銭的なことや浮気の心配、孤独感など物理的な不安と心理的な不安を抱えてしまうことは、週末婚をする前にしっかりと理解しなくてはいけないでしょう。
物理的な距離を置きたいのであれば、心の距離を近づけることが必要だと考えます。
結婚したのは、いつも一緒にいたいからではないでしょうか。
それでも、あえて週末婚を選択するのであれば、コミュニケーションを多く取り、お互いに孤独感にさいなまれることがないようにすることが大切なポイントとなるはずです。
孤独感から寂しさを埋めるために、浮気をしてしまうなんてことが起きてもおかしくないからです。
そんなことになれば、秘密を抱えることの苦しさだけでなく、せっかくの婚姻関係が破綻してしまうことにもなってしまいます。
(通常の結婚をしていても同じことが大切ですが…)
コミュニケーションの取り方を考える
心の距離感を保つためには、毎日何らかの形でコミュニケーションを多く取ることです。
週末婚をしていた友人(38歳・会社員・女性)は、次のような生活をしていたそうです。
(現在は、子どもができたので同居をしています。)
時間がないので、ラインで意志疎通を図る
愚痴を聞いてもらいたいときなどはランチなどで会うようにする
電話で話をするのは毎晩、仕事の都合が合えば食事を一緒にする
週1交代で家を行き来する
この友人も「1番大切なのは夫です。浮気の不安もありましたが、話をする時間を毎日もったり、自由に会えたりという取り決めをしていたので、週末婚をしていた時期はそれなりにうまくやることができたと思います」と話していました。
やはり、コミュニケーションを毎日とって、心の距離感を大切にすることが上手くいく秘訣となるようです。
|
|
|
|