南イタリア在住民がガイド!本場のクリスマスを120%満喫するポイント [冬の南イタリア観光]
冬の南イタリア旅行、観光ポイントはここ!クリスマス期間ならではの食事やお菓子、買い物、イルミネーション…本場のクリスマスの楽しみ方を指南。
カトリックの国イタリアでは、クリスマス期間にはイベントがたくさん。
街はイルミネーションで美しく輝き、 クリスマスモード一色に染まります。
イタリアのクリスマスは日本のお正月のようなもので、家族で過ごす人がほとんどです。
お店や美術館がほとんど閉まってしまう日もあるため、旅行者は少し遠慮がちになってしまう季節かもしれませんが、本場のクリスマスを満喫できるコツをお教えします。
イタリアのクリスマスは、12月8日(イッマコラータ)の祝日から始まります。
この日にクリスマスツリーやプレセーペの飾り付けをするのが伝統です。
街中のイルミネーションがこの日から徐々に飾りつけされていき、街はあっという間にクリスマス一色になります。
お店のショーウィンドーには、競い合うようにお洒落で洗練された飾り付けがされていきます。
新年を迎え、1月6日のエピファニアの祝日でクリスマス休暇は終わります。
「プレセーペ(プレセーピオ)」とは、キリストの誕生シーンを人形を使い、再現したもののこと。
イタリア家庭のクリスマスには欠かせないアイテムです。
特に、南イタリアではプレセーペは大切にされていて、町の広場や教会でプレセーペの飾りつけがあり、「プレセーペ ヴィヴェンテ (動いている生きてるプレセーペ)」という催しもあります。
これは人形を使うのではなく、実際に人でキリストの誕生シーンや、当時の町並みを再現するもの。
キリストの生まれたロバ小屋だけでなく、チーズ屋、家具職人、靴屋など、当時の町並みが再現されている見所あるプレセーペ ヴィヴェンテもあります。
イタリアには各地方に様々な郷土料理・郷土菓子がありますので、その土地の美味しいものを食すのも、旅の楽しみの一つ。
クリスマスの料理も各地で少々異なりますが、クリスマスイヴにはお魚料理、クリスマスにはお肉料理がほとんどです。
パネットーネ、パンドーロは代表的なクリスマス菓子ですが、その他にも地方色あふれるクリスマス郷土菓子があります。
パネットーネ
私の住むカラブリア州では、ナッツやワイン造りのときに作られるモストコット (葡萄汁を煮詰めたもの)を使った様々な種類のクリスマス菓子があります。
写真はその中の一つ、Pitta 'm pigliata(ピッタンピリアータ)です。
イタリアの祝祭日期間の旅行は、営業日や営業時間に注意する必要があります。
12月に入るとプレゼントを買う人が増えるので、日曜日も営業している場所が多いです。
日曜日もショッピングが出来るので、働いている人にとっては本当に有難いサービスです。
クリスマス翌日、26日の「聖人ステファノの日」は、ほとんどのお店が閉まっていますので、注意が必要です。
12月31日までは通常通り営業、1月1日はお休み、2日から営業しているのが通常です。
レストランについてはお店により異なりますが、12月24日のディナー、25日ランチ、12月31日のディナー、1月1日のランチについては予め確認を取り予約を取っておくのをお勧めします。
また各交通機関も予め確認し、予約を取っておくことをお勧め致します。
イタリアのクリスマスは旅行客に向かない季節だと思われがちですが、予めお店やレストラン、観光箇所の営業日と時間を調べ、交通機関のチケットを手配しておけば問題なく過ごせます。
クリスマスならではのイベントも目白押し、24日の23時過ぎから行われるミサに参加するのも、カトリックの国ならではの体験です。
ぜひ本場のクリスマスを過ごしにいらしてくださいね!
|
|
イタリア南部カラブリア州の北部、カストロヴィッラリ在住。
本場マンマにより郷土料理レッスン運営や、旅行のお手配・ご案内をしております。
特に情報の少ないカラブリア州をたくさんの方に知って頂けると嬉しいです。
☆カラブリア州での生活、食事、観光案内やおススメなどを発信中
スロースローカラブリア http://calabria.exblog.jp/
☆近郊の町の見どころやお料理レッスンなどの情報を載せています。
北カラブリアの休日 http://www.lafeluca.net/
|
|