『MBTI』16タイプ診断とは?性格や相性について簡単解説!
近頃話題の『MBTI』性格診断テストですが、いったい何を基準に16タイプに分けられているか皆さんはご存じですか?この記事では、MBTI診断テストをより活かす・楽しむために、診断基準やそれぞれの性格・相性について調べてみました。参考になれば幸いです。
近頃、精度の高い性格診断テストとして話題の『MBTI』診断ですが、いったい何を基準に16タイプに分けられているか皆さんはご存じですか?
この記事では、MBTI診断テストをより活かす・楽しむために、診断基準やそれぞれの性格・相性について調べてみました。
ご参考となれば幸いです!
MBTI診断とは、マイヤーズ=ブリックス・タイプ診断(Myers Briggs Type Indicator)の略称で、人がどう世界を認識し、物事の決定、処理するかについての自己申告型診断テストです。
1926年、ユング心理学『心理学的類型』に基づいて、キャサリン・クック・ブリックスとイザベル・ブリッグス・マイヤーズが考案しました。その後、心理学者デイビッド・カーシーによって16タイプの性格類型分類法が完成され、現在も世界各国の文化に合わせた形で研究開発が進められています。
日本でも近年認知度が高まっていますが、アメリカや韓国などでは一般的な性格診断としてより広く知られており、キャリアカウンセリングやチームビルディングなど、様々な場面で使われているそうです。
MBTI診断テストで自分自身の性格について理解を深めることで、自分にぴったりのキャリアや環境づくりに活かすことができます。
また、相手の性格類型を知ることで、その人の考え方や相性を知ることもできるんです!ぜひ活用してみたいですよね。
次に、MBTI診断テストの分類方法について見ていきましょう!
MBTI診断では、考え方における以下の4つの側面をそれぞれ2択に分けることで、人の性格類型を分類します。
- 興味、関心の方向 内向的(I)・外向的(E)
- 情報の受け取り方 感覚的(S)・直観的(N)
- 判断の仕方 論理型(T)・感情型(F)
- 物事に臨む姿勢 判断型(J)・知覚型(P)
この4つの組み合わせによって16のタイプに分かれ、考え方や相性を図ることができるようです。
・【I】内向的(Introvert)
興味関心が自分の世界の内側にあり、個人で思考することが好きなタイプです。周囲には思慮深く慎重な印象を与えます。読書や映画鑑賞など一人で楽しめる娯楽を好み、大勢の人と長く過ごすとストレスを受けたり、居心地が悪く感じることもあります。
・【E】外向的(Extrovert)
興味関心が自分の世界の外側にあり、人と交流することが好きなタイプです。周囲には活発で積極的な印象を与えます。飲み会やキャンプなど大勢でコミュニケーションを取るアクティビティを好み、長時間ひとりで過ごすと退屈や孤独感からストレスを感じることもあります。
・【S】感覚的(Sensor)
ここでいう感覚(センサー)とは、実際に五感で体感することを意味するそうです。具体的な事実を重視するリアリストで、現在の状況や過去の経験に基づいた考えを持ちます。堅実ですが、自由な発想や抽象的なアイデアを苦手とすることがあるようです。
・【N】直観的(iNtuitive)
五感より、”第六感”や想像力を重視するタイプです。将来の可能性や仮定のシナリオを予測し、未来に焦点を合わせた考えを持ちます。自由なひらめきを得意としますが、現実性のない発想に至ることもあるようです。
・【T】思考型(Thinker)
判断の基準が合理的かつ分析的です。公平性を重視し、人の意見に左右されることがあまりありません。効率的に課題を解決することを得意としますが、頑固な印象を与えてしまうこともあるようです。
・【F】感情型(Feeler)
判断の基準として共感を重視し、モラルやマナーに関心を寄せます。協調性や感受性が高く、調和を保つよう努めますが、対立を避けようとするあまり非効率になったり、合理性に欠けてしまうこともあるようです。
・【J】判断型(Judgement)
決断力があり、計画的にタスクをこなすことができるタイプです。規則を守ることを好み、周囲がきちんと整理された環境で落ち着きます。予期せぬ事態にストレスを感じたり、リスクを冒すような賭けは避ける傾向にあります。
・【P】知覚型(Perception)
判断の余地を残し、臨機応変に行動ができるタイプです。決まり切った規則や性急な判断を避け、柔軟に対応できる環境を好みます。時間にルーズだったり、余裕を持ってタスクに取り掛からないなどの傾向もあります。
もっとも有名なMBTI診断サイトです。豊富な質問・解説があり、診断精度も高いのですが、日本語訳が読みにくく、英語のみの解説ページもあるため、Google翻訳の併用がお勧めです。
問題数が多いため時間がかかりますが、他タイプとの相性など解説項目が多く参考になります。また、イラストやグラフがついているので、大変理解しやすい作りになっているかと思います。
質問数が少ないため精密性には欠けますが、気軽にMBTI診断ができます。解説も充実しており、十分わかりやすいです。
【内向】【感覚】【思考】【判断】(日本人口の8.3%)
まじめで冷静、責任感が強く、論理的に物事を考えることができます。規律に忠実なあまり、保守的で融通が利かないことも…。管理職や会計業務が得意だそうです。
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の考え方や価値観を尊敬しあえる関係もあります。
ISTJは特にENFJタイプととても相性が良く、自然な関係を築くことができるでしょう。相手の柔軟な発想や共感力の高さを尊敬し、お互いに良い影響を与えられるようです。
一方で、ENFPタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を軽薄に感じてしまうかもしれません。
【内向】【感覚】【感情】【判断】(日本人口の8.1%)
まじめで思慮深く、良心的な性格です。几帳面で献身的に人を支えることができますが、優しさを利用されてしまうことも…。教育や医療業界に向いているそうです!
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の長所を尊敬しあえる関係もあります。
ISFJは特にENTJタイプととても相性が良く、強い信頼関係を築くことができるでしょう。相手の強い意志や責任感に影響を受け、お互いに尊重しあうことが出来るようです。
一方で、ENTPタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を傲慢に感じてしまうかもしれません。
【内向】【直観】【感情】【決断】(日本人口の2.1%)
穏やかに見えますが強い意志があり、理想のために努力することができます。自分の価値観にこだわってしまう傾向もあるかもしれません。デザインやカウンセリングが得意とのことです。
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の思考法や長所を尊敬しあえる関係もあります。
INFJは特にESTJタイプととても相性が良く、お互い心地よい関係を築くことができるでしょう。相手のストイックな姿勢に感銘を受け、良い影響を与えあうことができるようです。
一方で、ESTPタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を無神経に感じてしまうことも…。
【内向】【直観】【思考】【決断】(日本人口の1.9%)
独創的なアイデアを持ち、目標を達成しようという意欲に富んでいます。好奇心や知識欲が高い一方、他人にも高い基準を求めてしまうことも…。科学技術やコンピューター等の専門的な分野で活躍する人が多いそうです。
また、要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の思考や長所を尊敬しあえる関係もあります。
INTJは特にESFJタイプととても相性が良く、気の置けない友人関係を築くことができるでしょう。相手の温厚な人柄に良い影響を受け、お互いの美点を認め合えるようです。
一方で、ESFPタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の考え方を無責任に感じてしまうかもしれません。
【内向的】【感覚】【思考】【知覚】(日本人口の3.6%)
忍耐強く、柔軟で効率的に物事に取り組むことができます。口数が少なく、交流が苦手なタイプが多いそうです。エンジニアや検査官が向いているとのこと!
また、要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の性格や価値観を尊敬しあえる関係もあります。
ISTPは特にENFPタイプととても相性が良く、気負わず接することができるでしょう。相手の情熱的な考え方を尊重し、良好な友人関係がプラスに働くことが多いようです。
一方で、ENFJタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を押しつけがましく思ってしまうかもしれません。
【内向】【感覚】【感情】【知覚】(日本人口の5.1%)
友好的で思いやりがあり、自分の時間を大切にします。人の感情に敏感なので、繊細過ぎるタイプの人も多いそう。マーケターや作業療法士に向いているとのことです!
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の長所を尊敬しあえる関係もあります。
ISFPは特に、ENTPタイプととても相性が良く、高い信頼関係を築くことができるでしょう。相手の発信力や積極性に好印象を受け、お互いに良い影響を与えられるようです。
一方で、ENTJタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を尊大に感じてしまうかもしれません。
【内向】【直観】【感情】【知覚】(日本人口の4.7%)
創造的で自分の価値観を重視していますが、人を理解したいという気持ちも強いようです。同時に、夢見がちな側面もあるかもしれません。編集職やライター業が得意とのこと!
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の価値観を尊敬しあえる関係もあります。
INFPは特にESTPタイプととても相性が良く、心地よい友人関係を築くことができるでしょう。相手の明るく活動的な人柄に感銘を受け、お互いに良い影響を与えられるようです。
一方で、ESTJタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の考え方を頑固に感じてしまうことも…。
【内向】【直観】【思考】【知覚】(日本人口の4.1%)
興味の対象がはっきりしていて分析力が高く、静かに考えることが好きなタイプです。指摘が鋭すぎて皮肉屋に思われてしまうことも…。建築士やエンジニア等、専門的な分野で活躍する人が多いそうです。
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の思考や長所を尊敬しあえる関係もあります。
INTPは特にESFPタイプととても相性が良く、自然な関係を築くことができるでしょう。相手の寛容な人柄から多くを学び、お互いの美点を認め合うことができるようです。
一方で、ESFJタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を出しゃばりに感じてしまうかもしれません。
【外向】【感覚】【思考】【知覚】(日本人口の6.5%)
活動的で好奇心が強く、問題解決のため柔軟に行動できます。自発的に交流しますが、人の気持ちにやや鈍感なタイプかも。警察官やマーケティング業に向いているそうです。
また、要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の性格や価値観を尊重しあえる関係もあります。
ESTPは特にINFPタイプととても相性が良く、心地よい関係を築くことができるでしょう。相手の豊かな感受性に良い影響を受け、良好な友人関係がプラスに働くことが多いようです。
一方でINFJタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手を殻に閉じこもった性格だと感じてしまうかもしれません。
【外向】【感覚】【感情】【知覚】(日本人口の6.9%)
社交的で柔軟性があり、新しい環境に素早く適応することができます!友人が多い人気者タイプですが、嫌なことから目を背けがちかも。営業業務やイベントプランナーに向いているとのことです。
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の長所を尊敬しあえる関係もあります。
ESFPは特にINTPタイプととても相性が良く、居心地の良い関係を築くことができるでしょう。相手の高い知的好奇心に感銘を受け、良い影響を与えあうことが多いそうです。
一方で、INTJタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を批判的すぎると感じてしまうかもしれません。
【外向】【直観】【感情】【知覚】(日本人口の10.1%)
好奇心が強く、即興能力も高いとのこと!様々な可能性を見出し取り組むことができますが、同時に飽きっぽい性格の人が多いようです。クリエイティブ職やプロデューサー業で活躍します。
また、要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の価値観を尊敬しあえる関係もあります。
ENFPは特にISTPタイプととても相性が良く、良好な信頼関係を築くことができるでしょう。相手の自立的な姿勢を尊重し、お互いの長所を認め合えるようです。
一方で、ISTJタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を融通が利かないと思ってしまうかもしれません。
【外向】【直観】【思考】【知覚】(日本人口の7.9%)
問題解決能力が高く、目立ちたがりなタイプが多いそうです。刺激的なもの、新しいものを好み、決まり切った仕事を苦痛に感じます。ビジネスや法律分野に向いているとのこと。
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の思考や長所を尊敬しあえる関係もあります。
ENTPは特にISFPタイプととても相性が良く、気の置けない友人関係を築くことができるでしょう。相手の穏やかな性格から良い影響を受け、お互いに尊重しあうことができるそうです。
一方で、ISFJタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を消極的だと感じてしまうかもしれません。
【外向】【感覚】【思考】【決断】(日本人口の11.8%)
現実的にきっぱりと決断し、手順を守って効率的に努力することができます。組織の中でリーダーシップを発揮しますが、少々強引な傾向もあるかもしれません。マーケティングやコンサルタントに向いているそうです!
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の価値観や美点を尊重しあえる関係もあります。
ESTJは特にINFJタイプととても相性が良く、心地よい関係を築くことができるでしょう。相手の誠実な考え方を尊敬し、お互いに良い影響を与えられるようです。
一方で、INFPタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を意気地ないと感じてしまうことも…。
【外向】【感覚】【感情】【決断】(日本人口の12.1%)
話好きで協調性があるため、困っている人を積極的に助けるタイプが多いそうです。ムードメーカーであると同時に繊細なので、傷つきやすい一面も。教育やマネジメント分野で活躍します。
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の長所を尊敬しあえる関係もあります。
ESFJは特にINTJタイプととても相性が良く、気兼ねない関係を築くことができるでしょう。相手の独創的な価値観に影響を受け、お互いに尊重しあうことが出来るようです。
一方で、INTPタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を無関心に感じてしまうかもしれません。
【外向】【直観】【感情】【決断】(日本人口の3.7%)
共感力と責任感が強く、高い人望を集めます。人のために動くことができる一方で、賞賛や批判に敏感です。教員やカウンセラーに向いているとのこと!
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の思考法や長所を尊敬しあえる関係もあります。
ENFJは特に、ISTJタイプととても相性が良く、自然な友人関係を築くことができるでしょう。相手のコツコツと努力する姿勢に感銘を受け、お互いに良い影響を与えあうことができます。
一方で、ISTPタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を不愛想に感じてしまうかもしれません。
【外向】【直観】【思考】【決断】(日本人口の3.2%)
分析的で決断力があり、前例にとらわれず行動することができます。自分にも他人にも厳しい傾向があるので、容赦ない印象を与えてしまうことも…。経営や管理職に向いているそうです。
要素の似たMBTI診断タイプと相性が良く、打ち解けやすいのは勿論ですが、反対の思考や長所を尊敬しあえる関係もあります。
ENTJは特にISFJタイプととても相性が良く、良好な信頼関係を築くことができるでしょう。相手の堅実で思慮深い人柄に良い影響を受け、お互いの美点を認め合うことができるようです。
一方で、ISFPタイプとは全ての思考属性が反対なため相性が悪いとされていて、相手の性格を優柔不断に感じてしまうかもしれません。
今回の記事では、MBTI性格診断におけるそれぞれの特徴、また相性についてまとめてみました。皆様の参考になりましたでしょうか?
性格特徴に関しては、ご紹介したMBTI診断サイトでより詳しくまとめられていますので、興味を持ったタイプについて調べてみるとおもしろいかと思います!
相性の一覧は以下になります。
良い相性
- ISTJ⇔ENFJ
- ISFJ⇔ENTJ
- INFJ⇔ESTJ
- INTJ⇔ESFJ
- ISTP⇔ENFP
- ISFP⇔ENSP
- INFP⇔ESTP
- INTP⇔ESFP
悪い相性
- ISTJ⇔ENFP
- ISFJ⇔ENTP
- INFJ⇔ESTP
- INTJ⇔ESFP
- ISTP⇔ENFJ
- ISFP⇔ENSJ
- INFP⇔ESTJ
- INTP⇔ESFJ
しかし、MBTI診断はひとつの思考基準に過ぎず、この相性だから必ず仲良くなれる、もしくはこの相性だからどうしても仲良くなれないといった絶対的な線引きはありません。
また、思考や価値観は年齢・環境の変化で移り変わるものなので、一人の人が一生同じ性格タイプであり続けることも少ないと言われています。
今回ご紹介したMBTI診断を通して、多様な考え方が存在し、それぞれの相性の傾向もある、ということがお伝えできれば幸いです!
参考サイト
- 16Personalities
- 16TEST 精密性格診断テスト
- indeed マイヤーズ・ブリッグス16性格タイプ別職業
- ナルメカ MBTIタイプの相性一覧
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