失敗しないセール品の買い方!SALEで出たお洋服を選ぶ時のチェックポイント7つを解説。

年3回のセールに備えよ! 

セールの時期を心待ちにしている方は多いのではないでしょうか?

近年はショッピングセンターが増え、週末には何かしらのセールが開催されていますが、基本的に大きなセールは年3回ほどになっています。


時期はそれぞれ3月頃、7月頃、年末年始です。

この時期になると多くのデパートやファッションビルはこぞってセールを開催します。

3月は春物が、7月は夏物、年末年始は冬物を安く購入するチャンスです。

 

 

ですが、安物買いの銭失い、という言葉があるとおり、セールで不用品を購入してしまうことも少なくありません。つい安さに釣られて購入し、後悔してしまう方も居るかと思います。

セール品といえど、良い状態の品を購入すれば何年も使うことができます。

それを見極めるためのポイントもあるのです。

幾度と無くセールを経験した販売側から見て、セール品を賢く買うためのコツを伝授します。

 

ワゴン品は避ける

「50%~70%オフ!」というPOPに釣られてワゴンの前に立ち止まってしまいませんか?

"セール期間中の"ワゴンは基本的に避けるのがおすすめです。


ショップのワゴンに積められているセール品の多くは、いわゆる売れ残りであり、数え切れないほどの人が手に取っている商品です。

Tシャツやキャミソールなどのインナーは布目が曲がり、ヨレヨレになっていることが多く、時にはシミが付いていることもあります。

 

特に子供服は汚れが付いていることも多いので注意しましょう。

店員がシミに気が付かないこともある

もちろんショップ店員がそれを店頭から回収することが責務ですが、忙しいセール中は気づかないことも多いのです。レジで会計時に店員がシミを見落とし、帰ってから購入者が気づくこともあります。


セール品は返品対応不可というお店も少なくありません。

場合によってはシミが付いていても返金に応じないお店もあります。

遠方から買いに来た場合、お店に連絡して商品とレシートを返送するなど、手間もかかります。

時間もかかりますので注意しましょう。

ボタンとジップ(ファスナー)は必ずチェックする

パーカーのジップやネルシャツ・コートのボタンなどは必ずチェックが必要です。

セール中は来店者が非常に多く、実際に試着する方も少なくありません。

たとえば、手に取ったコートが何度も試着されている可能性も考えられます。


ジップやボタンなどはとても負荷がかかりやすい部分で、人によって力の掛け具合が変わります。

それにより、しっかり縫いつけられていても徐々に耐久性が落ちていくのです。

特にセール品はボタンが外れかけ、ジップが堅くなっている場合もあります。

意外かもしれませんが、ネルシャツなどはカフス(袖)の部分のボタンが外れやすいのです。

見かけ以上に力がかかる部分であり、何度も試着されていると、少し引っ張っただけでボタンが取れることもあります。

ジップを開閉するときは途中で引っかからないか確認しましょう。

ボタンは人差し指で軽く触り、大きく動くようなら外れかけている証拠です。

こういった商品は避けるようにしましょう。

布の厚みを確認する

メーカーにより服のサイズはバラバラですが、使われている布の厚みも異なります。

インナーの布の厚みが薄いものはねじれやすく、2~3回の洗濯でヨレヨレになってしまいます。特に首回りと脇が躊躇です。


セールで買ったTシャツがダメになる原因の多くは布の強度にあります。

特に夏物衣料は注意した方が良いでしょう。

通気性が良くてもすぐダメになったら無駄になりかねません。

インナーの場合、布の厚みはかなり重要です。

ステッチも確認

同時にステッチも確認しましょう。最低でも裾と脇は見ておくようにします。インナーの"ネジネジ"やほつれが発生する原因の一つに、ステッチの曲がりがあるからです。


脇は軽く裏返し、上から下までしっかりロックミシン(ほつれ止め)がかかっているか見ましょう。途中で糸が飛び出しているものは要注意です。そこからほつれる可能性もあります。

裾は平らな場所に置き、まっすぐステッチがかかっているか確認します。

2本以上ステッチがあるなら等間隔になっているか見ておきましょう。

ステッチがしっかりしていないと、洗濯でヨレヨレになってしまいます。

アウターや羽織もステッチが重要です。糸が飛び出ていないかチェックしましょう。

迷ったら買わない

買おうか迷ったときは止めておく、これが一番大切かもしれません。

セール品を買うときも利用シーンを想定して購入することが重要です。

少しでも着ないと感じたら元に戻しておきましょう。


セール中は値段を気にかける一方で、利用シーンを想定していないことが多くあります。

失敗する理由にシミや強度などの原因がある一方で、目的を決めず買うことも少なくはないのです。せっかく買うなら、本当に自分が気に入ったものだけ買いましょう。

 

平日を狙う

セール中は平日にお店へ足を運ぶのがおすすめです。

土日祝は人が多くゆっくり見られないほか、試着が増えて商品も当たり外れが多くなります。

仕事をしている方は、会社帰りに立ち寄るのが良いでしょう。


また、お店により対応は異なるものの、セール中も定期的に商品が値下がりします。

新作がセール品になったり、セール品がさらに安くなることもあるのです。

30%オフの商品が、来週には50%オフになっている可能性もあります。

こうした値下げのタイミングは、基本的に平日におこなわれます。

ブランド・店舗によって変わりますが、1週間の中で来店が少ない週半ば頃(水・木曜あたり)が狙い目と言えます。

閑散としているタイミングで値下げシールを貼ったり、POP変更などの業務をおこなうのが、ショップ側にとって負担が少ないからです。

行きつけのお店があれば聞いてみるのも良いでしょう。

詳しい商品などは教えてもらえないですが、値下げのタイミングは聞き出せるかもしれません。

さいごに

セール品の購入は意外と難しいものです。

ショップ側でトラブルが増えるのもセールの時期が多くなっています。

特にボタンの外れやジップ不良など、服そのものに関するトラブルは数え切れないでしょう。

お店が対応してくれるとはいえ、せっかく買ったのに着られないとガッカリしますし、お金も時間も損してしまいます。

セールの時期は"外れ"を引いてしまう可能性が高くなります。

安く購入し、長く着られる服を見つけるためには、値段以外の部分に着目しましょう。

 

この記事を書いたコラムニスト

関連コラム