まるで絵本の光景♡スイスの世界文化遺産、ラヴォー地区のぶどう畑と希少ワイン
2007年に世界文化遺産に登録されたぶどう畑、ラヴォー(Lavaux)地区を紹介いたします。
レマン湖畔の斜面約30kmに及ぶ「ぶどうの段々畑」。
スイスで最も美しいパノラマだと思います。
この場所では1000年以上前からワインが造りつくられ、長い歴史の中で、ぶどう作りの人々の暮らしやワイン造りの伝統が、変わることなく受け継がれてきました。
その長い歴史と文化が評価され、世界文化遺産に認定されました。
ラヴォー地区から生産される白ワインは、質の高さではスイスで一番に評価されています。
四季によって異なる姿を楽しめるのも魅力のひとつ。
春、夏には青々と生い茂る一面のぶどう畑を見ることが出来ます。
そして秋には収穫のシーズンを迎え、紅葉したぶどう畑が見れます。
11月は一面黄色いぶどう畑、ゴールデンカーペットを楽しむことが出来ます。
一年の終わり、冬には真っ白な雪景色が見れます。
このように、一年を通して様々な姿を楽しむことが出来るのです。
毎年開催されるワイン祭りでは、ワイン蔵巡りをして、様々なワインを存分に楽しむことが出来ます。
私のお勧めは、ぶどう畑の小道をハイキングやサイクリングをし、ワイン造りをしている村々を訪れることです。
歩き疲れたら、湖を見渡しながらぶどう畑の中で休憩。
途中、売店などはないので、準備していくと良いと思います。
ワイン蔵の可愛い看板を見付けながら歩くのも楽しいです。
また、電車から景色を楽しむことも出来ます。
ラヴォー周辺を走る電車はぶどう畑の上を走るものと、湖の近くを走りぶどう畑を見上げるものとがあります。
どちらもため息の出る美しい景色を見ることが出来ます。
遊覧船に乗って、湖から段々畑一面を大パノラマビューで見渡せます。
このラヴォー地区のワインは生産量が少なく、ほとんどがスイス国内で消費されています。
スイスワインと聞いてもあまり馴染みがないのはそのせいです。
スイスへ訪れた際にはぜひ、この稀少なワインをお試しになってはいかがでしょうか。
その時は、美味しいスイスチーズと共にいただきましょう。
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