ヨーロッパ最大の水量を誇る、スイスの「ライン滝(ラインファル)」観光ポイント (1/2)

執筆者: chami
はじめに

大自然が有名なスイスは、ドイツお隣りです。
今回は、そんなスイスとの国境、ドイツを出てすぐの場所にある癒しの空間をご紹介したいと思います。

 


ライン滝とは、名前の通りスイスのアルプスからドイツに流れるライン川の途中、ノイハウゼン地区周辺にあります。
スイスの中心地チューリッヒから1時間ほど、ドイツのシュトゥットガルトからは2時間弱と便利な場所にありますが、その空間は都会から近いとは思えないほど自然の力で溢れています。

 

滝周辺の道も自然に囲まれています 

 

大迫力の水量

ラインファルは、日本で有名な日光華厳の滝のような高低差はありません。
それなのに、なぜ観光名所となったのでしょうか。

それは、ヨーロッパ最大といわれる水量です。
大きな滝に、勢い良く流れている水は、見ているだけで吸い込まれそうなほど圧巻です。

 

10月のラインファル

アルプスからの雪解け水ですので、春先の頃が1番水量が多いようです。 

 

文豪も愛した滝

ドイツを代表する文豪ゲーテ(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)も、1797年にスイス旅行でこの滝を訪れています。
その時に彼は、言葉に言い尽くせないほどの感動を覚え、同じくドイツの詩人シラーへ手紙を書いたそうです。

他にもラインファルを訪れ、感動して詩を書いた詩人もいたようです。

ゲーテの作品『ファースト』に、その時の感動が謳われていて、シラーの作品にもこの滝から生まれたものがあるほどです。
多くの文豪を虜にしたのですね。 

 

眺めるだけではない!もう1つのお楽しみ

ラインファルでのもう1つの楽しみは、岩場へ行って近くから迫力のある滝を見ることです。

 

 

コースは2つあります。
ラフフェン城の麓に着いて見晴らし台から滝を眺めるコースと、滝の中央にある岩場に行って間近で滝を眺めるコースです。
値段はコースによって若干違いますが、スイスフランでもユーロでも支払いが出来ます。

真ん中の岩場はここです

いよいよ滝の岩場へ

 

岩場を目指すコースに行ってみました。
ボートは大きくないですが、常に行き来しているので、そんなに待つことはありませんでした。

近くで見る滝は、まさに圧巻!

 

綺麗な虹も見れました

 

徐々に近づくにつれ、滝の迫力を身体で感じることが出来ます。
岩場はとても狭いスペースになっていて、階段もすれ違うのがやっと…
人気スポットなので、ゆっくり滝の鑑賞とはいきませんが、それでも間近で見る滝には感激します。

 

水量が多いのは写真でも分かりますね

 

また岩場の頂上へ昇ると、滝として落ちてくる前のライン川を眺めることも出来ます。

 

まだ少し緩やかな流れです

 

頂上から見るとボートもとても小さいです

 

帰りも同じボートに乗って、戻ります。 

 

 
 コラムニスト情報
chami
性別:女性  |   現在地:フランクフルト  |  

2006~2012にシンガポール駐在し、日本で2年過ごして2014年9月よりドイツ・フランクフルトでの生活をスタートしました♪
ドイツのあれこれ、ヨーロッパのあれこれなど、お伝えしていければと思います。