こんにちは、エステティシャンの山口裕加里です。
今日は、カロリーばかりチェックしない!太りにくい体づくりをお伝えします。
ダイエットは明日からという言葉を聞いたことがあると思います。
何故今日からできないのでしょうか?
恐らく食べた量やカロリーが少ないほうが痩せると思っているからではないでしょうか。
確かに、カロリーの摂りすぎは太る原因のもとです。
でも、カロリーを気にすることよりもっと大事なことがあります。
それは『しっかり咀嚼(そしゃく)すること』です。
咀嚼とは、噛むことです。
咀嚼をしっかりするだけで太りにくい体を作れます。
逆に咀嚼がなければ、食べても食べてもまだ食べたい!と思ってしまいます。
そこから食べる量やお菓子のつまみ食いが増えるなど、カロリーの取りすぎとなります。
これが『食べて後悔して、ネガティブになる』という負のスパイラルです。
咀嚼がもたらす良い効果は3つあります。
糖分はエネルギー(生命活動のパワー)に変わる大事なものです。
でも、咀嚼をしていないと、糖分が分解されにくく、その結果、脂肪として蓄えられてしまいます。
でも、咀嚼をしていれば、糖分をエネルギーへと変換しやすくなるため、脂肪として貯蓄されることを防げます。
栄養を吸収するためには、分子レベルまで小さくしなければなりません。
そのために、まずは胃酸が必要です。
しっかり咀嚼すると、脳から胃へ胃酸を出すよう指令が出て、食べたものを分子レベルまで小さくする最初の工程を行います。
ここで、胃酸が分泌されていないと、栄養価の高いものを食べていても吸収されません。
また、分子が大きいまま腸に到達するので、腸には負担となり腸が汚れていきます。
咀嚼をしっかりすることで、栄養を消化吸収する消化酵素が働きます。
それによって、腸内環境にある様々な菌のバランスを上手く保つことができ、栄養を主に吸収する小腸をキレイに保つことができ腸美人になることができます。
これらの3つの働きから、糖分のエネルギーへの変換、食べ過ぎの防止、栄養の消化・吸収・排泄のシステムが整い、ダイエットの我慢やストレスもなく、自然に自分自身の体が一番良い状態を作り出します。
日本人は、とくに胃酸の分泌が少ないことがわかっています。
そのため、欧米化した食事を消化・吸収するためには、より噛まなければ体への負担になります。
また、胃酸の分泌がすくないとビタミンB12の吸収ができません。
ビタミンB12は、赤血球をつくるために必要な働きをもちます。
ビタミンB12が吸収できないと、貧血を招きます。
貧血は、冷え性や栄養が行き届かない体の元になります。
しっかり咀嚼を意識するだけで、栄養の消化・吸収・排泄のリズムが整います。
そのリズムが整えば、食べてもしっかり出す。食べてもしっかりエネルギーとして使える体になります。
そして何より食事をゆっくり味わうことは、品の良さも、もたらしてくれます。
1日20回以上の咀嚼を意識してみてください。
ダイエットは明日からではなく、今日から出来ます。
是非始めてください。
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