こんにちは、フードデザイニストの笹生暁美です。
欧米で大ブームのグルテンフリー・ダイエット。
美しい健康的なボディが美しいジェシカ・アルバ、ストイックな菜食主義で美貌と体型をキープするアン・ハサウェイなどがグルテンフリーをしていることで広まった食事方法です。
今ではアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどの普通のスーパーでも、グルテンフリーコーナーがあり、マフィン・クラッカーを始め多くの食材が並んでいます。
簡単に言うと、小麦を使った製品を食べない食事法です。
グルテンというと、パンを作る時によく聞く単語ですね。
小麦やライ麦などに含まれているタンパク質の一種です。
パンを焼く場合は、グルテンが少ないとふわっと膨らんでくれません。
そのため、グルテンが多い麦が必要とされ、品種改良が進みました。
ところが、グルテンに含まれる「グリアジン」が、脳内で麻薬のような役割をしていると分かってきたのです。
つまり、「もっと食べたい!」と要求が高まってしまうのです。
朝、トーストを食べると、昼はパスタが食べたいと思い、おやつにはふわふわケーキをというような、「小麦製品が食べたい」気持ちが起きてしまい、食欲が収まらない過食状態です。
たくさん食べたらカロリーオーバーで太るのはわかりますよね。
しかしそれだけでなく、小麦に含まれているデンプン質「アミロペクチンA」は、他のデンプン質より血糖値を上げると分かってきました。
血糖値が高い状態は糖化を促進します。
糖化とは体の中で「化石化」が起こると思って下さい。
様々な組織がモロモロ、カサカサになり、本来の働きができなくなる状況です。
たるみやすくなるし、シワもできやすい、シミだって出やすくなるわけです。
完全に小麦を抜くのはかなりハードです。
そこで、日本人的グルテンフリーダイエットをご紹介します。
- パンやパスタ、うどんよりご飯やそばを選ぶ
- 季節の緑色菜を食べる
朝はトーストではなくご飯にします。
お昼もパスタよりおそば、おにぎり、定食にする。
おやつが必要なら和菓子を選ぶなど、カタカナ食ではなくひらがな食にするだけで、かなり小麦が少なくなります。
緑の野菜は体の化石化を防ぐ役割があります。
グリーンサラダに豆腐を添えたり、オクラと納豆でネバネバ小鉢などもいいですね。
朝一番のご飯で小麦を食べたい気持ちを抑え、グリーン食材で体が脆くなるのを防ぐ。
和食をメインに据えるだけで、グルテンフリーダイエットに近い内容の食事になります。
完全に小麦を抜くのはプレッシャーもかかりますので先ずは減らすこと、そのために和食ベースにしてみるという提案です。
最初の一歩として、朝のパンをご飯に変えてみてください。
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