こんにちは、リンパトリートメントセラピスト鈴木賀寿未です。
さて、朝履けた靴が、夕方にはきつくなっていたり、ブーツならファスナーが上がらなかったりすることがありますよね。
今回は、女性ならほぼ全員が経験したことがあるであろう、この「むくみ(浮腫み)」について、お話したいと思います。
浮腫みが分かりやすいふくらはぎ。
「脚は第二の心臓」と言われるように、脚は、体中の水分を円滑にするためのポンプの役割を担っています。
子供の頃に浮腫むという感覚が無かったのは、走り回ったり、ジャンプしたりと、足を動かすことが多かったからです。
大人になると、運動を意識しなければ、全力疾走のような筋肉の使い方をしませんよね。
通勤時や家事中などの運動力では、水分を流すポンプとまではいきません。
スポーツをしたり、いつもより長い距離を歩くなど、筋肉を意識して動かすようにしましょう。
男性の筋肉量より女性の筋肉量は少なく、丸みを帯びた体になっています。
女性ホルモンの働きや女性にしかない機能を守るためでもあります。
筋肉が少ない女性は、血液や水分を上手く流せない状態に陥りやすく、溜め込みやすい体になっているという訳です。
ジョギングやウォーキング、水泳は、浮腫み解消に有効です。
このように、呼吸を意識してできるスポーツがいいですね。
カラダの中に酸素をたっぷりと入れ、しっかりと出してあげると効率も良くなります。
雨の日や外に出ることができなければ、ストレッチがお勧めです。
背伸び・前屈・開脚など骨や筋のつなぎ目辺りの関節を、伸ばしてあげるといいでしょう。
その付近には、大きなリンパも流れていますので、浮腫み解消になります。
ストレッチの前に両手を開いて、肘を曲げ、肩回しを前後10回すると、鎖骨リンパ節が開いて、デトックス効果が上がります。
サロンに行って、マッサージやリンパトリートメント等を受けるのも、全身の浮腫みを取ることができ、効果的で良いと思います。
セラピストに体を預けて、体中の滞っている水分や老廃物などを流して貰いながら、リラックスした癒しの時間を過ごすことができるでしょう。
その時間は副交感神経が作用するので「ゆったりモード」になり、リンパなども流れやすくなります。
日々の生活では、ストレッチや軽い運動を意識して過ごし、さらに月に1~2回はサロンなどに行って、全身の浮腫みをとるスペシャルケアを受ける等の、自分にあったサイクルを見つけてみてください。
自分なりに出来る範囲で行うのでいいと思います。
朝起きたときにはシュッとしてた脚が、夕方にはダルくて重く、鎧でも着けているように感じられる。
その原因が、女性の体は「浮腫むようになっている」ことと、「筋力低下」にあると分かれば、これからの浮腫みのサインにも気づきやすいと思います。
これから自分の体の声に、より耳を傾けることが出来るかもしれませんね。
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