イタリア・ローマには数え切れないほどのジェラート屋さんがあり、みなさんもどのお店のものを食べようか迷われると思います。

そこで、ローマの本当に美味しいジェラート屋さんを15店ご紹介します。本場のイタリアン・アイスクリーム、ジェラートを食べましょう！

人気店ではお金を払い、注文してジェラートを受け取るには一苦労！

なぜなら日本人のように礼儀正しく並んだりしないので、ウィンドウにピッタリ張り付いて懸命に店員に“次は私の順番よ！”とアピールしなければならないからです。払ったレシートを持って、ヒラヒラしてください。

注文はまずお金を払い、”カップ（COPPA） ”か”コーン（CONO）”かを選びます。そして大抵、生クリーム （PANNA）を上に乗せるかどうか聞いてきます。

 おじいちゃんのパフェ（1934年イタリアワールドカップ記念）

1890年に、Giuseppe と Bernardina Giolitti によりローマ郊外で牛乳屋さんとして開店。美味しいフレッシュな牛乳を使って手作りジェラートを作り出したのが始まりです。4代続く老舗店だけあり、時代ごとのおすすめジェラートがあります。

1920年からある、「Coppa Giolitti」は、チョコレート、生クリーム、ザバイオーネ、グラニータ、生クリーム、ナッツのアイスで、このお店で一番アンティークなパフェです。

次に、創業から3代を経たオリジナルパフェの一つ、「おじいちゃんのパフェ（写真）」は、バナナ、イチゴ、パインのトリプルフルーツ味。

「Coppa Olimpica（お父さんのパフェ）」は1960年ローマオリンピック記念に作られたパフェで、背の高い、チョコレート味のパフェ。

そして、オーナーのナッザレーノさん（1990年ワールドカップ）のパフェは、高さが何と32cm!

背の高いコーヒーとティラミス味。食べ切るからには、かなりのカロリーを覚悟しなければなりません。夜ごはん抜きで挑みましょう！

テルミニ駅周辺にあります。定番の味ばかりだけど美味しく安いです。

韓国にも支店があり、ローマの本店もオーナーが韓国人になったそうですが、このお店の歴史は長いです。1800年代後半、ローマのバルベリーニ広場近くにファッシ家がジェラート工房を開店。その後、ナヴォーナ広場に引っ越し、現在はテルミニ駅近くの「冷たい建物（Palazzo del Freddo）」と呼ばれる建物内にあります。5代続く老舗店です。

店内は体育館のように広く、夏の夜には信じられないくらいたくさんの人がいます。ジェラートで100人以上の人が集まることには驚きです。それほどみんなに好かれているんですね。

 ピスタチオとクレーマディパッシートディパンテッレリーア味　シチリアン！

中心街には２店、トレヴィの泉とパンテオンの近くにあります。

キメの細かい、なめらかジェラート。フルーツ味が日本人好みだと思います。ローマのフィウミチーノ空港のAターミナルにも支店がありますよ。

ピスタチオ とフィーキ・ディンディアのシチリアンな感じのコンビネーション！

クリーミーなジェラート屋。多くのレストランにも卸しているお店。グルメな人にも納得の味！観光客用でなく、ローマ人も認める美味しさ！

近年、人気急上昇のお店。

写真のジェラートは、ゴルコンゾーラとナシの味と、GRAVIOLA サワーソップというトロピカルなフルーツの味。珍しい味に挑戦してみてください！

店名の”フリジダリウム”は、ラテン語で”冷たい”という意味で、古代ローマの公衆浴場で熱い風呂を楽しんだ後に入る大きな冷水のプールのこともそう呼んでいます。暑いローマの夏、この冷たいジェラートでスッキリしませんか？

ジェラートを選んだ後、上に載せるものを、生クリームかチョコレートかを聞いてきます。チョコを選んだ場合、今度はブラックチョコか、ホワイトチョコかを聞かれます。

溶かしたチョコの中にジェラートを逆さにして、ドボンと浸けていました。ジェラートが冷たいのでチョコが直ぐに固まって、ジェラートが垂れにくいのがいいですね。

フルーツ屋さんかと見間違えてしまうようなディスプレイ。

ジェラートの原材料にこだわっている手作りジェラートだとわかりますね。周辺の個性的なお店を見るのも楽しいですよ。

小さなバール兼ジェラート店。ジェラート以外にも、カフェ、カクテルなどもおすすめです。

コーヒー、洋なし味がお薦めのジェラート屋さん。100種類もの味とダイエット用のカロリー控えめなものまで提供しています。おしゃれなアーティストのお店などが並ぶ通りにあり、老舗日本食料理「支倉」の隣です。

マニュムとドルチェ&ガッバーナとのコラボレーションの棒アイス。シチリア島出身の彼らだから、シチリア名物のピスタチオ味。パッケージも可愛い。イタリアに来られたら、バールにある冷凍庫を覗いてみてください。見つかるかも知れませんよ！

こちらのローマのマニュム専門店では、自分のお好みでジェラートを注文してオリジナルのマニュムを作ってもらえます。

原材料にこだわったお店。鶏さんが、僕達は地面で育ったから幸せ！と言っています。

1947年創業。ローマには2013年開店。ピア門近くの行列ができるジェラート屋さん。ちょっぴり甘めです。コッテリ系がお好きな人はどうぞ。La Romanaという名前ですが、エミリア・ロマーニャ州のリミニ発のお店です。

ブリオーシュというパンにジェラートをたっぷり挟んだもの。お口の中が冷たくなったら、やわらかパンをぱくり。最高の相性です。

イタリアでジェラートが食べられるようになった歴史は、シチリアから。シチリア特産品を使ったジェラートが多いのはそのためですね！

ここで美味しいシチリアのお惣菜やケーキも食べられます。観光地から少し離れていますが、おすすめ店です。

2008年創業以来、フィレンツェの人気店がローマにも開店！カンポディフィオーリ、ナヴォーナ広場近くにあります。

トリノ発のジェラート！イタリアはもちろん世界中に支店があり、大阪にもあります。

ローマで観光客が行けそうなところを3店ご紹介します。

ミラノ発のお店。ローマ店はサン・ジョバンニ大聖堂の近くにあります。百貨店のCoinも近くにありますし、隣のアウトレットショップも魅力です。

まだまだおすすめ店は他にもあるのですが、書ききれません！今回は観光客の方でも行きやすそうなお店を選んでみました。

ローマで美味しくないジェラートを見つけるのは難しいくらいですが、是非、GELATO ARTIGIANALE と書いてある、ジェラート職人が作ったものを食べてみてください！