ドイツケーキはトルテ派?クーヘン派?絶対に食べたいドイツケーキの種類
ドイツでぜひとも試してほしいのがケーキ。一切れは大きいですが、意外に軽くて甘さは控えめなので、きっとペロリと食べられてしまうと思います。
春〜夏はフルーツを使ったもの、秋〜冬はチョコレートやナッツを使ったケーキが多くなります。 名前の最後に「トルテ」と付けば、クリームなどで飾った生ケーキ、「クーヘン」と付けば焼きっぱなしのもの、と大まかに区別しています。
ドイツケーキを買うときの基礎知識
ドイツでケーキを買うなら、ケーキ屋さん(Konditorei コンディトライ)か、カフェ(Café カフェー)で。ケーキ屋さんはテイクアウトのみのお店もあるので、その場で食べたいときは、カフェかイートインスペースがあるケーキ屋さんに行きましょう。
ケーキをテイクアウトする際に、日本のように箱に入れてくれることは普通はありません。紙皿の上にケーキを乗せ、その上から包装紙でくるんだ状態で渡されるのが一般的です。
どのお店にも必ずあると言って過言ではないのが、このケーゼクーヘン。ドイツのチーズケーキは、クヴァルクというヨーグルトのようなフレッシュチーズを使っているのが特徴です。あっさり、しっとりとしていて、コーヒーとの相性も抜群。
日本でもお馴染みの、クリームチーズを使ったチーズケーキは、ニューヨーク・チーズケーキと呼ばれています。
チェリーのお酒で香り付けしたココア入りスポンジケーキに、チェリーをサンドし、生クリームと削ったチョコレートで飾ったケーキ。名前の由来は、このケーキがドイツ南西部の黒い森に見えるからなど諸説あります。
ゼリーなどで固めたラズベリー(ドイツ語でヒンベアー)とクリームを使ったケーキ。さっぱりとした甘さです。ラズベリーが旬の初夏は、特におすすめ。
ココナッツオイルを使ったチョコレートクリームで、ビスケットをサンドしたケーキ。これは本格的なケーキ屋さんではなく、気軽なカフェでよく見られるケーキです。
中にプラムなどのジャムが入った揚げパンで、ケーキ屋さんよりもパン屋さん(Bäckerei ベッケライ)で売っています。大晦日やカーニバルの時期には、特によく食べられます。一般的には「ベルリーナー」という名称ですが、ベルリンでは「プファンクーヘン」と呼ばれています。
いかがでしょうか。
あれ?バウムクーヘンがないぞ?と思われたかたもいるのではないでしょうか。
日本で有名なバウムクーヘンは、ドイツでは結婚式など特別な時に食べる高級菓子です。
そのため、普通のケーキ屋さんでは扱っていないので注意してください。バウムクーヘンを買う時は、専門店があるので、専門店へ行ってみてください!
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こんにちは。ベルリンに住んでいる、フリーライターの久保田由希です。インテリアやカフェ、ドイツのワークライフバランスなど、ライフスタイル全般について、著書や雑誌、ネットなどに執筆しています。
ベルリンに個人旅行でいらっしゃる方のために、カフェや雑貨店をご紹介するガイドも承っています。詳しくはHPのカフェガイドページ(http://www.kubomaga.com/blog/archives/2013/06/post-575.html)をご覧ください。
Latteでは、ベルリンの素敵なお店やカフェ・レストラン、旅行の際のヒントなどをお届けします。自由で、のんびりしていて、センスのよいベルリンに、ぜひ遊びに来てくださいね。
久保田由希HP「Kubota Magazin」:http://www.kubomaga.com/
ベルリン情報ブログ「おさんぽベルリン」:http://osanpoberlin.blog.fc2.com/
*主な著書
『ベルリンの大人の部屋』(辰巳出版)
『レトロミックス・ライフ』(グラフィック社)
『歩いてまわる小さなベルリン』(大和書房) 他多数
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