偽オーガニック化粧品に注意して！肌に優しいオーガニックコスメの知識

こんにちは、美肌アドバイザーのMaikoです。

いまやオーガニックコスメといえば、スキンケアで欠かせないジャンルのひとつです。
肌への優しさや安全性が、大きな支持の理由のようです。

しかし一体、「オーガニックコスメ」とは何なのでしょう？

第三者機関による認定を受ける必要があり、その基準を満たしたものだけが、「オーガニック」として製品化されることになります。
その認定基準については、世界各国でそれぞれ違うものが定められていて独自に認定されます。

例えば日本では農林水産省の有機JAS法のもと、

• 過去2年間、農薬および化学肥料を使用していない土地で有機栽培されている
• 化学肥料や合成農薬を使用していない
• 遺伝子組み換え原料を使用していない

などの基準をクリアしたものだけが、オーガニックとして認定されます。

しかし残念ながら、化粧品を作る際には食品の栽培時には使わないような基剤（化粧品を物理的に構成するための原料）や保存料の使用が避けられないのが現状です。

実際、オーガニックコスメ認定基準において、一定量以上のオーガニック原料の配合が定められているものの、現状では100％オーガニック原料を求めている認証機関は存在しません。

必要に応じて、保存料や界面活性剤に化学合成成分が配合されている状況です。

世界各国で化粧品製造に関する規制や、使用する原料の傾向が異なったりするため、食品と同じように、また多くの認証機関が存在します。
基準を満たした製品だけが、パッケージなどに認定マークを使用することが出来ます。

ここ数年のオーガニックコスメの急成長により、世界的に認証基準を統一しようという流れもみられています。

2010年にはヨーロッパでは5つの団体が「COSMOS」という国際協会を設立して、その認証基準を世界統一基準として広める動きをはじめています。

世界各国が協力すれば、現在使用せざるを得ない保存料や界面活性剤の合成原料の代わりとなる成分や、使用が不要になるような技術の開発がかなうかもしれませんね。

中には少量のオーガニック原料を配合しただけで、巧妙な表現でオーガニックコスメを匂わせる製品もあり、要注意です。

より多くの化粧品が、私たちに見えるかたちで、安全性を進化させてくれることを切に願います。

参考サイト　日本オーガニックコスメ協会　http://joca.jp