バンコク旅行のお土産なら「ゾウグッズ」でしょ!タイで象が神聖視される意味とは
タイを代表する動物に、象(タイ語では「チャーン」)がいます。
タイならではのお土産にも、象をテーマにしたものが豊富にあり、観光客の間でも馴染みがあるかもしれませんね。
タイでは、庶民から王様に至るまで、長い間、象と深い関わりがあります。
今回は、タイにおける「象」についてお話したいと思います。
野生・飼育を問わず、象の減少は深刻です。
自然破壊や道路建設による生息空間の分断や、装飾用の象牙をめぐる密漁等により、タイのみならず、アジア全体で問題となっています。
現在、レッドデータブックでも「絶滅危惧IB類(※)」に指定されています。
1850年、10万頭いたとも言われるタイの象は、2003年には、2,500~3,200頭と推定されています。
※国際自然保護連合(IUCN)が定めた絶滅危惧種8カテゴリーの第4位で、近い将来絶滅の危険性が高い種が指定されています。
象は体が大きく、力もあることから、戦象や運搬や農作業等で活躍してきました。
「戦場にかける橋」という映画に出てくる、全長約400kmに及ぶタイとビルマをつなぐクウェー川鉄橋。
この橋を作るために、多くの人たちが関わり、命を落としたと言われていますが、象も、ともに線路を作るために、山に入り木を運んだと言われています。
時代と共に象の役割は変わり、近年は観光業の中で、その姿を多く見られるようになりました。
象は、宗教にも大きく関わってきました。
「ガネーシャ」というヒンドゥー教の代表的な神様は、象の頭を持っています。
学問の神様、芸術の神様、事業の神様とも言われています。
タイの「ガネーシャ」と言えば、チャチュンサオ県「ワット・サマンラタナラム」にある巨大なピンクの「ガネーシャ」や、BTSチットロム駅近くにある「セントラルワールド広場(伊勢丹前)」の「ガネーシャ」が有名です。
また、タイにおいて白い象(白象)は特に神聖視されており、発見すると大切に飼います。
白い象を得た国王は、高い人徳を持ち、人々から敬われると信じられているほどです。
「ガネーシャ」も白い象で描かれることが多いですが、白い象はブッダの化身という説もあるようです。
現在のタイの国旗は三色ですが、1820年頃~1917年まで、タイの国旗には白い象が描かれていたと考えられています。
庶民から王様に至るまで、タイの人々と関わりの大きい象。
タイ旅行、生活の思い出に、象のグッズをお土産にするのはいかがでしょうか。
象の形をしたチョコレートは、バンコク都内のスーパーでも購入出来ます。
象の模様が描かれたTシャツ、ティッシュカバーやぬいぐるみ、象の形をしたコースターやお箸置き、フルーツバスケット等もあります。
入荷状況等によって、ない場合もありますことを予めご了承ください。
- Jim Thompson(ジム・トンプソン)http://www.jimthompson.com/index.asp
- NaRaYa(ナラヤ)http://www.naraya.com/
- Nandakwang(ナンダクワーン)http://www.nandakwang.com/
- 木の店アーク http://www.kinomiseark.com/
- Chico(チコ)http://www.chico.co.th/
- Near Equal(ニア イコール)http://www.allier-group.com/
- Chimrim(チムリム)
タイの人々と象の深いつながりがお分かりいただけたでしょうか。
タイでは、象をモチーフにした可愛いお土産がたくさん売られています。
良く見ると、顔の表情が微妙に違っていることもありますので、じっくり比べて、自分好みの1体を手に入れてくださいね。
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2011年10月~、夫の転勤で、タイのバンコクで暮らしています。
「taecoのバンコク日記」http://ameblo.jp/ta-eco/や「Food Decoration/フード・デコレーション/แกะสลัก」http://fooddecoration.blog.fc2.com/ を執筆。
学生時代&社会人時代は、国際的な開発・環境問題について学び、フィールドワークを通した調査研究等していました。主に、自然環境の再生や創造、環境教育についてが専門です。美しい自然や限りある大切な資源を未来の世代にも継承していくため、今後も、何らかの形で、情報発信や活動に関わることが出来ればと思っています。
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