チューリップ、サンタクロース…実はトルコが起源!あまり知られていないトルコ発祥のものたち
チューリップはオランダ発祥?サンタクロースはフィンランド起源?ヨーグルトは?実はトルコが原産地であるものをご紹介します。
みなさんは、旅へ出る際に、旅先のどんな情報を収集しますか?
観光スポット・交通手段・ホテル・レストラン情報に加え、その地域が原産・発祥のものも、是非とも知っておきたいポイントです。
今回は、意外と知られていない「実はトルコが原産・発祥なもの」を、旅の楽しみ方と共にご紹介します。
日本では、「ヨーグルトと言えばブルガリア!」というイメージが強いですが、実はトルコこそがヨーグルト発祥の地と言われています。
日本語の「ヨーグルト」という言葉は、トルコ語でヨーグルトを意味する「Yoğurt/ヨウルト」が由来である、という説が濃厚です。
トルコ国民一人あたりのヨーグルト年間消費量は、驚愕の35kg!
堂々の世界一(2010年時点)で、ヨーグルトとトルコの食文化とは、切っても切れない関係にあります。
販売パッケージもバケツ型に2kg入りと大迫力です。
用途も実に多様で、サラダに和えたり、お肉料理の付け合せにしたり、にんにくと塩を混ぜてヨーグルトソースとして料理に添えたり。
変わり種では、塩入りヨーグルトドリンクや、ヨーグルトのスープなどもあります。
トルコでお食事される際には、是非「ご当地ヨーグルト料理」をチョイスしてみてくださいね。
日本に帰ってから、レシピを真似したくなること間違いなし!
チューリップを見にオランダへ?
確かにオランダはチューリップの生産国として有名ですが、原産国はここトルコです。
トルコ語で「Lale/ラーレ」と呼ばれるチューリップは、トルコの国花でもあり、トルコ人にとって特別な花とされています。感覚としては、日本人の「桜」に対する想い入れと似ているのでしょうか?
トルコではチューリップを愛でる慣習があり、毎年4月には、各地でチューリップ祭りが開催されます。
イスタンブール最大規模の会場では、192種・2,800,000本ものチューリップが公園中に咲き乱れ、迫力満載です。
チューリップの季節でなくとも、ひと味違った形で、観光しながらチューリップを愛でることができます。
イスラム教の礼拝堂「Cami/ジャーミィ」で使われるタイルや絨毯には、チューリップが描かれており、その他には、花壇の柵や建物の入口など、街中にチューリップモチーフが溢れています。
ディズニーランドで「隠れミッキー」を探すように、トルコに来たら「隠れチューリップ」を探してみてくださいね!
「フィンランドに住んでいて、トナカイのソリに乗り、世界中の子供たちにプレゼントを配る、赤い服に白い髭のサンタさん」。
今や世界中に浸透しているこのイメージですが、起源はトルコにあると言われています。
このような逸話から、サンタクロースは誕生したのです。
この聖ニコラオスこそが、サンタクロースの起源となった人物であり、彼の行為が「サンタクロースは煙突から入って、靴下の中にプレゼントを置いて行く」という形に繋がりました。
今日のトルコでは、お馴染みの赤い服に白い髭で「Noel Baba/ノエル・ババ」の名で親しまれており、12月になると、ノエル・ババのモチーフやツリーの装飾も街中で目立ちます。
実際には、イスラム教の国トルコでキリスト教のクリスマスを祝うという慣習はなく、年末から新年に向けてのイベントという形で捉えられているようです。
いわゆるクリスマスツリーは「新年ツリー」とも呼ばれ、クリスマスプレゼントは「大晦日の夜」に贈られるものとされています。
新年を迎えてもしばらくの間は、依然“クリスマスモード”な装飾がされていますので、この時期にトルコへお越しの方は、「ノエル・ババ」と「新年ツリー」をお見逃しなく!
ご紹介した中で、既にご存知のものはありましたでしょうか?
これからは、「ヨーグルト」「チューリップ」「サンタクロース」の話題が出た際には、是非とも話のネタに使ってみてくださいね!
そして、実際にトルコを旅する機会のある方は、この3つのポイントを意識しながら旅をすると、楽しさや発見も倍増するはずです。
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世界各地をカメラ片手にお散歩旅している間に出逢ってしまったトルコ共和国。3度の旅のち1ヶ月の短期留学を経て、2013年よりトルコはイスタンブールへ移住。日々トルコの魅力や魔力を噛みしめながら、トルコマニアならではの目線で、イスタンブール情報を発信中!
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