こんにちは、ボディデザイントレーナーの花村育彦です。
いつも、運動・食生活・生活習慣の3本柱によって、ダイエット指導を行っています。
今回は、その中で、生活習慣のひとつである「睡眠」について綴っていきます。
無理なダイエット・筋肉トレーニングのみを行うのではなく、栄養管理も含めて運動・美容などによって、筋肉隆々といった不自然な体ではなく、自然で美しい体を造ること。(wikipediaより引用)
睡眠をとることで、いったい何が育つのでしょうか?
身長?体重?カラダの大きさ?
その本当の理由を知ると、睡眠はダイエットの強い味方になります。
睡眠を摂ることで、以下の3つのダイエット効果が得られます。
1日の中で最も脂肪が燃える時間、それはいつでしょうか?
実は寝ている間なのです。
「運動中ではないの?」と驚く人もいると思います。
確かに運動後は体重が減ります。
ですが、それは汗などの水分量が減っただけで、脂肪はほとんど燃えていません。
カロリー摂取量は同じで、8時間睡眠と5時間睡眠の2グループを比較したところ、「8時間睡眠の方が、約50%脂肪燃焼度が高かった」というデータもあることから、脂肪燃焼のゴールデンタイムは、睡眠中であるということが分かります。
グレリンは「食欲を増進させる」ホルモンで、レプチンは「食欲を抑えてくれる」ホルモンです。
人によって睡眠時間には個人差がありますが、睡眠時間が4時間ぐらいの短時間睡眠になると、グレリンが優位になってしまい、食欲が必要以上に増進されてしまうというデータもあります。
人は、食欲には勝てません。
夜中にお腹が空いて、そこで健康的な和食であれば、まだ良いとは思いますが、その時間帯はカップラーメンやスナック菓子など、手軽に食べられるジャンクフードをつい食べがちです。
これでは肥満街道一直線は確実です。
私たちのカラダは睡眠中に、細胞を作ったり、筋肉を作ったりすることで代謝を上げています。
代謝が上がることで脂肪燃焼効率も高まります。
また、1日中働いてくれた胃腸の修復も行っています。
胃腸は全体の脂肪燃焼のうち約40%を担っていると、これまでのコラムでもお伝えしてきました。
このようなことから、冒頭の「寝る子は育つ」とは、充分な睡眠をとることによって、痩せるためのカラダを育ててくれていた、という意味にも取れますね。
夕食から就寝までには、ゲームやインターネットサーフィン、長電話など、さまざまな誘惑があります。
これらすべてを断ち切る必要はありませんが、もし睡眠不足と感じる人がいれば、それらをまずは30分早く切り上げて睡眠時間に回してみてはいかがでしょうか。
睡眠でのダイエット効果が実感できてくれば、1時間、2時間とさらに睡眠時間は増え、ご自身のちょうど良い睡眠時間が見つかるかもしれません。
以前、こんなお客様がいらっしゃいました。
私のダイエット指導で食生活バッチリ、運動もバッチリ、でもなぜか痩せない。
そこで、睡眠時間を聞いたところ、なんと2時間だったのです。
それを6時間にしたところ、いきなり痩せはじめ、2週間で5キロ落ちたこともありました。
ダイエットは、なにも特別なことをする必要はありません。
シンプルなことから、できる範囲で行ってみましょう。
|
|
関連コラム
|
|