釜山に行ったら絶対食べたい!釜山の王道グルメ5選

執筆者: 田口 知枝 職業:旅行業界勤務

韓国料理と言えば焼肉!キムチ!と思う方も多いのでは?韓国最大の港町である釜山には、新鮮なお刺身や郷土料理であるテジクッパなど、ソウルでは食べることのできない釜山グルメがたくさん!

 

今回は釜山に行ったら絶対に食べたい、釜山グルメをご紹介します。

チャガルチ市場で新鮮なお刺身を堪能

海のある釜山に行ったら必ず食べたいのが新鮮なお刺身。 韓国最大規模の水産市場であるチャガル市場で捕れたての新鮮なお刺身を食べましょう。

市場でまず食べたい海鮮を選びます。水槽には新鮮な魚や貝類がたくさん!どれを食べていいのか迷った時は予算を伝えると、お店の人が旬の海鮮をおすすめしてくれます。
海鮮類を選んで支払いを済ませたら、連携した食堂に行くように言われるので手ぶらで食堂に行きましょう。お店の人が魚の下処理をして食堂まで持ってきてくれます。

店の混み具合によってもことなりますが、テーブルに案内されて15~20分程度待つと、購入した海鮮が料理されて出てきます!


鯛のお刺身(30,000ウォン)

 

アワビとサザエのお刺身(34,000ウォン)

 

アワビのバター焼き(36,000ウォン)


ものによってどうやって食べるのかお店の人が聞いてくれるのでお好みの調理方法を伝えましょう!

例えばアワビを10個買ったら4つはお刺身で、残りのアワビ(6つ)はバター焼きでいただくこともできます♪アワビのバター焼きは柔らかくてバターのコクが出ていて一番おいしかったです!

韓国は赤身のお刺身よりも、白身のお刺身を食べます。日本では高級のヒラメのお刺身やアワビなど、韓国では日本よりもやや安く食べることができます。新鮮なお刺身を手ごろな値段で食べることのできるチャガルチ市場は絶対に見逃せない場所です。

新慶北商会 ※日本語可能な方がいます。
住所:釜山広域市 中区 チャガルチ海岸路 52 チャガルチ市場 218号
アクセス:釜山地下鉄1号線「チャガルチ駅」10番出口から徒歩約10分/釜山地下鉄1号線「南浦駅」2番出口から徒歩約10分

 

冷麺とは一味違う!釜山の郷土料理”ミルミョン”

韓国の麺料理と言えば”冷麺”を一番に思い浮かぶと思いますが、釜山では冷麺よりも”ミルミョン”がメジャー!この”ミルミョン”とは小麦粉で作った麺を使った麺料理です。

 

 


牛肉または豚肉で出汁をとった、さっぱりした冷たいスープの入ったムルミルミョンと、甘辛い赤いソースを混ぜて食べるビビンミルミョンの2種類があります。麺の上には茹でた豚肉のスライス、きゅうりの千切り、ゆで卵などがトッピングされています。冷麺よりももっちりとした麺にさっぱりとしたスープは暑い季節にはぴったりです。

この「草梁ミルミョン」は夏はもちろんのこと、冬でも行列のできるほど釜山で大人気のお店です。1杯3,500ウォンと価格も超良心的!行列覚悟で食べる価値のあるミルミョンを、ぜひ食べに行ってみてください。

草梁ミルミョン
住所:釜山広域市 東区 中央大路 225
営業時間:10:00~22:00
アクセス:釜山地下鉄1号線「草梁駅」 1番出口から徒歩約3分/ KTX釜山駅から徒歩約5分

 

日本の焼肉店では定番の”クッパ”を本場韓国の釜山で食べよう

”クッパ”はスープ(ククッ)とご飯(パブ)が組み合わさった料理です。日本の焼肉店に行くと、ユッケジャンとクッパは定番メニューですよね。韓国・釜山では豚骨でスープの出汁をとった”テジ(豚)クッパ”が定番です。

 


豚骨で出汁をとったスープはこってりしているのではと思いきや、さっぱりとしていて日本人にも馴染みのある味です。豚肉とニラがたっぷり入ったスープにお好みでアミの塩辛や塩・コショウ、タデギという赤いソースを入れて混ぜて食べるのが韓国式。お店によってはご飯とスープが別々に出てくることもあります。

釜山駅から徒歩2分のところにある「本伝テジクッパ」は、朝ごはんとしてテジクッパ(7,000ウォン)を食べようと訪れる人たちで開店前から列を作る人気店です。このお店も並ぶことを覚悟で行ってみましょう!

本伝デジクッパ
住所:釜山広域市 東区 中央大路214番キル 3-8
営業時間:8:30~21:30
アクセス:KTX釜山駅から徒歩約2分

 

韓国独特な料理方法でお刺身を食べる「ムルフェ」

”ムルフェ”とはムル(水)とフェ(刺身)を合わせた言葉で、韓国独特の刺身料理です。

千切りになったキュウリやサンチュなどの野菜、細切りになったお刺身の上のコチュジャンベースのソースが乗っています。ここに冷たい水(お店によってはスープ)を入れてかき混ぜるとムルフェの完成です。

 

 

店舗によってコチュジャンベースのソースと水(またはスープ)の味が違い、水と氷が入った状態で出されることもあります。基本的にややピリ辛でさっぱりとした味です。さらに、ここに白い熱々のご飯を入れて混ぜて食べるのが韓国式!

 

お刺身に水を注いだり、コチュジャンベースのソースが水に溶けて赤くなった冷たいスープに温かいご飯を入れたり、ワサビ醤油に付けて食べる日本のお刺身の食べ方とはまったく違うこのムルフェ。

しかし、食べてみるとさっぱりとしたスープに新鮮なお刺身と野菜が、意外にもマッチしていることを感じることができます。ご飯もスープで冷めているのでスルスルと食べられます。

ムルフェは港町でしか食べられない韓国料理なので、釜山に行ったらお見逃しなく!

南浦ムルフェ
住所:釜山広域市 中区 チャガルチ路 36 ジニャンジャン旅館
営業時間:10:00~22:00(年中無休)
アクセス:釜山地下鉄1号線「チャガルチ駅」10番出口から徒歩約5分

 

新感覚の豚足料理「ネンチェチョッパル(冷菜豚足)」

”ネンチェチョッパル(冷菜豚足)”も釜山でしか食べることのできないグルメのひとつ。

薄く切った豚足にキュウリやサンチュ、キクラゲなどを入れてピリッとしたからし味のソースが和えてある料理です。

 


豚足の独特な匂いが苦手な人でも大丈夫!酢とからし味のソースで生臭さはなく、さっぱりしていて食べやすいです。

この「元祖釜山チョッパル」は、富平洞にあるチョッパル通りの中でも一番の人気店。お昼時間に行くと並ぶこともしばしば。夜も深夜まで多くの人たちがソジュ(焼酎)を片手にこのネンチェチョッパルを味わっています。

ネンチェチョッパル(小/1~2人分)30,000ウォンでいただけます。

豚足が苦手な人でも一度は味わってみる価値のある釜山グルメです。

元祖釜山チョッパル
住所:釜山広域市 西区 大瀛路 43-2
営業時間:9:00~26:00
アクセス:釜山地下鉄1号線「チャガルチ駅」7番出口から徒歩約10分

 

さいごに

いかがでしたか?”焼肉”や”キムチ”といった韓国料理のイメージとはまったく違う釜山グルメ。

釜山でしか味わうことのできないメニューばかりなので、釜山食べ歩きの旅をしてすべて堪能してみてください♪

 
 コラムニスト情報
田口 知枝
性別:女性  |   現在地:韓国・ソウル  |   職業:旅行業界勤務

2009年から韓国・ソウルに在住しています。

旅行業界で働きながら、趣味の旅行と写真活動、おいしいものを食べ歩いています。

2015年「慶尚北道オンラインサポーターズ4期」優秀サポーター賞受賞

【Instagram】https://instagram.com/717ruby717/