こんにちは、美肌アドバイザーのMaikoです。
ここ最近は、栄養豊富で健康効果の高い食材が、美容意識の高いセレブやモデルを発信元に広がっています。
その多くは欧米から来るものが多く、日本にやってくる頃にはまた次の注目素材が出て…と、美容法の進化にはきりがないものですね。
今回ご紹介する「ケール」はそんな一時の流行とは違い、アメリカでは日常的に食べられている定番の健康食材なんです。
ケールはキャベツの一種で別名「葉キャベツ」とも呼ばれ、日本では「青汁」の原料としてよく知られる緑黄色野菜です。
キャベツとは違い一年中栽培できることと、その栄養価の高さから、青汁の原料として使われるようになったそうです。
食物繊維やビタミンA・C・Eなどのビタミン類やカルシウム、β-カロテン、ミネラル、葉酸、たんぱく質など非常に多くの栄養素を豊富に含みます。
特にβ-カロテンはトマトの約5倍、カルシウムは牛乳の約2倍もの量が含まれているとのこと。その他の栄養素も他の野菜と比べて非常に高いことから、「緑黄色野菜の王様」と呼ばれています。
ケールを語る上で欠かせないのが、豊富なルテイン。
ルテインは私たちの目の網膜の大切な部分を保護している成分で、ケールに含まれるルテインを摂ることによって、紫外線などのダメージから目を護ってくれます。
ストレスを和らげる作用のあるビタミンCと、神経をリラックスさせて気持ちを安定させるカルシウムを多く含むため、様々なストレスから回復するのを助けてくれます。
快適な睡眠に不可欠なホルモンで、不眠症の改善効果を持つメラトニンも含まれています。
ケール中のビタミンCなどに免疫を高める効果があり、風邪をひきにくくなるなど、様々な環境ダメージに強くなります。
ケールに含まれるカルシウムが、骨や歯などの組織を強化してくれます。
様々な栄養成分を含むことから、血糖値の上昇を抑えて糖尿病を予防したり、コレステロールに働いて高コレステロール血症を改善する効果、また動脈硬化を予防する働きなどが報告されているそうです。
ケールには、シミのもとであるメラニンを抑制する作用があるという研究結果が得られており、シミが出来るのを防ぐ効果が期待されます。
βーカロテンから変換されたビタミンAやビタミンC、ビタミンEなどの強い抗酸化作用により、酸化ダメージによる老化を防いでくれるアンチエイジング効果が期待されます。
また「美肌のビタミン」と言われるビタミンEの新陳代謝を促す作用により、お肌のターンオーバーも維持されるとともにツヤやハリが保たれるなど、多くの美肌効果が得られます。
青汁でもご存知のとおり、ケールには非常に豊富な食物繊維が含まれており、便秘などを改善する効果があります。腸内環境を整えることで、美肌効果にもつながります。
さてこの栄養豊富な「食べる美容液」のケールをどのようにして摂ると良いでしょうか。
青汁をそのまま頂いてもよし、健康ドリンクとして定番になりつつあるスムージーに入れてもよし。
コストコや輸入食品点などで葉のケールが手に入る場合は、簡単にソテーしてお肉やパスタのサイドにしたり、生でもサラダで食べられます。
ケールチップをおやつに摂る方法もあります。
ケールそのものの味はやや苦みがあって強めの味ですが、お好みの方法で少しでも食事に取り入れるようにすると良いですね。
いつもの食事にケールの一品を加えるだけで、こんなにたくさんの栄養素が取れて多くの美肌効果も得られてしまう。
これほど有り難い食材はなかなかないものです。
ぜひ日々の食事に、習慣として取り入れて身体もお肌も健康的に保ちましょう。
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