夏に爽やかなハーブを使った草木染めをご紹介しましたが、季節は秋。
今回はペーパーアイテムのコーヒー染めの方法をご紹介します。

 

 

白い紙も、コーヒーで染めるとアンティーク風になったり、秋色のシックな雰囲気が出せます。

布を染める時と違って、洗濯で落ちないように色を定着させる必要がなく、紙雑貨のコーヒー染めは本当にただ染めるだけ。

もし布小物を染めたい場合は草木染めの時の要領でミョウバンや重曹を使い色を定着させます。

とっても簡単です。

 

<用意するもの>
・染めたい紙
・インスタントコーヒー
・お湯
・バッドやボウルなど
・ザルか何か

 

染めたい紙は厚すぎると染まりにくく、薄すぎると染める際破けてしまいます。
インスタントコーヒーは安物で十分です。


【染めたい紙を用意します】
今回はアンティーク風のラベルを作ってみました。
紙にラベルをインクジェットでプリントアウト。
(コクヨの両面印刷用紙を使用。紙によっては染める際にインクが流れてしまう場合があります)

よりアンティーク風にしたい場合は紙を丸めてシワを作っておきます。

 

【コーヒーを作ります】
ボウルに適量のインスタントコーヒーを入れ、お湯で溶かしてコーヒー液を作ります。
分量は濃いめのコーヒーが出来上がる程度。


【染めます】
コーヒー液に紙を浸します。

実験的にすぐに引き上げてみました。

今回使用したのは薄い紙なので、サッと浸すだけでもほんのりコーヒー色に染まっています。

丸めた厚紙を染めてみます。シワになったところに、よりコーヒーの色が入ります。

ラベルの出来上がりはこんな感じ。
薄い紙は丸めたり、長い時間染めると破けてしまうので要注意。

染める前と、染めた後。

薄い紙は丸めて染めませんでしたが、作業しているうちに自然とシワが入り、いい感じにアンティーク風になりました。

丸めて染めた厚紙を乾かしてからアイロンで伸ばしました。
シワには濃いめに色が入り、全体的にムラ感がある仕上がり。
一番右の紙が染める前の元の色です。


染めた紙は収納箱のラベルにしたり、手紙をアンティーク風にしたり、色々楽しめます。

私は厚紙を押し花の台紙にしてラベルを貼り、アンティーク風に作ってみました。

とっても簡単なのでぜひ試してみてくださいね!

この記事を書いたコラムニスト

関連コラム