韓国旅行にお役立ち!シチュエーション別に使える韓国語フレーズ集

執筆者: 田口 知枝 職業:旅行業界勤務

ソウルや釜山などの観光地では、日本語の案内板があちらこちらで目に留まり、食堂でも日本語のメニューがあるところが比較的多くあります。お店の人も簡単な日本語を話せる場合もあります。


でも、 旅行に行ったらその国の言葉で話してみたい!と思いませんか?
旅行前に簡単なフレーズを言えるようにしておけば、韓国旅行がさらに楽しくなるはず!


今回はシチュエーション別に使える実用的で簡単な韓国語をご紹介します。

 

基本の挨拶

 

笑顔で言ってみよう!「アンニョンハセヨ」

韓国でも挨拶は基本。どんな場面でも笑顔で挨拶をすればその次の会話もスムーズに進むでしょう。
韓国語は日本語のように「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」と時間帯によって挨拶の言葉が変わることはありせん。いつでも「アンニョンハヨ(안녕하세요)」で大丈夫です。


また、お店では客を迎え入れる時に「オソオセヨ(어서 오세요)」と言います。

直訳は「早く来てください」ですが、一般的に「ようこそ」や「いらっしゃいませ」の意味で使われます。これに対して客は「アンニョンハセヨ」と応えることもできます。

 

感謝の気持ちを込めて「カムサハムニダ」

そしてもうひとつの挨拶は相手に感謝の気持ちを伝える言葉 「カムサハムニダ(감사합니다)」です。


実はこの「カムサハムニダ」は非常に改まった表現で、親しい友人同士では「コマウォヨ(고마워요)」という別の表現を使うのが一般的。

 

お店やホテルなどまた見知らぬ人に助けてもらった時は「カムサハムニダ」を使うのがベストですが、旅行中、仲良くなった韓国人に「コマウォヨ」と使えば親密感はぐっとアップするはず。


恥ずかしがらずに笑顔で感謝の気持ちを伝えましょう。

 

食事の時に使えるフレーズ

 

韓国語にも「いただきます」と「ごちそうさま」がある!

韓国でも日本のように食事の前には「チャル モッケスムニダ(잘 먹겠습니다)」と言って食事を始めます。

食事を終えた時は「チャル モゴッスムニタ(잘 먹었습니다)」と言って食事をしめくくります。

 

慣れないと少し言いにくい言葉ですが、食事をする前、食事が済んだら料理を作ってくれた人に感謝の気持ちを込めて言ってみましょう。

 

もっと食べたい時は「ト チュセヨ」でおかわりしよう

韓国ではメイン料理の他に無料で出てくるバンチャン(おかず)をおかわりすることができます。

もっと食べたい時は「ト チュセヨ(더 주세요):もっとください」と言っておかわりを頼みましょう。


韓国では「料理を残すことが礼儀だ」と言われていますが(料理を残すことで、もうこれ以上食べきれないくらいおいしく食べたことを表現)、お店ではおかわりしたら残さずに食べるのが礼儀です!

 

辛いのが苦手な時には「トル メプッケ ヘジュセヨ」と一言お願いを

韓国料理には唐辛子やニンニクなどを使う辛い料理がたくさんありますよね。

最近の観光地では、外国人観光客用に最初から辛さ控えめで料理を出してくれるところもあるようです。


しかし、辛い味に慣れている韓国人の辛さの感覚は日本人とはかなり違うはず。

辛いものが苦手な人は「トルメップケ ヘジュセヨ(덜 맵게 해주세요):あまり辛くしないでください」とさらに一言付け加えてみると、お店の人が考慮してくれるはず。

 

※お店によってはひとつの鍋でたくさんの量を作っているので、辛さの調節ができないこともあります

 

 ショッピングの時に使えるフレーズ

 

買う前には必ず「オルマエヨ? 」と聞いてから

デパートなどで買い物をする時は商品に値札がついているので確認することができますが、露店や屋台、市場では値段がはっきりと表示されていない場合もあります。そんな時は必ず「オルマエヨ?(얼마예요?)(いくらですか?)」と聞きましょう。誤解のないよう、気持ちよく買い物をするめには必ず聞くべき一言です。

 

お気に入りのものを探すためにもう一言!

お店に並んでいる商品の中で気に入った色やサイズがなくてあきらめてしまう人もいるのでは?そんな時は「タルン セクサン イッソヨ?(다른 색상 있어요?)(他の色ありますか?)」と聞いてみましょう。サイズを聞く時は「タルン サイズ イッソヨ?(다른 사이즈 있어요?)(他のサイズありますか?)」です。ほしいものをGETするためには妥協せずに積極的にお店の人に聞いてみましょう!

 

困った時に使えるフレーズ

 

絶対に知っておくべき一言!トイレに行きたい時は・・・

どこの国を旅行する時にも必須のフレーズ。

 

韓国語では「ファジャンシルオディエヨ(화장실 어디예요?):トイレはどこですか?」と言います。

一般的に韓国語では「トイレ」とは言いません。「化粧室」という漢字をそのまま韓国語にした「ファジャンシル」を使います。


余談ですが、地下鉄のお手洗いでは盗難防止のため、トイレットペーパーが設置されていない場合があります。

では、一体どこにトイレットペーパーがあるかというと、女子トイレの入り口の壁に共有で使う大きなトイレットペーパーが設置されています。

 

使う分だけ巻き取ってから個室に入りましょう。

また、使用後は流さずに個室内に設置されているゴミ箱に捨てましょう。


何でも聞ける観光案内所の場所を聞いてみよう

ソウルや釜山など主要観光都市には観光案内所が多くあります。

観光地までのアクセスや盗難にあった時など日本語でしっかりと状況を伝えたい時は観光案内所に行くのが一番。

 

観光案内所の場所を聞く時は「クァングァン アンネソヌン オディエヨ?(관광안내소는 어디예요?):観光案内所はどこですか?」と聞いてみましょう。

 

観光案内所という韓国語の発音が難しい時は「Information」と英語に置き換えて聞けばわかってもらえるはず。

慌てずに落ちついてトラブルの対策にあたりましょう。

 

 さいごに

韓国語は日本語と似ている単語が多いので、比較的に覚えやすいと思います。
カタコトでも韓国語で話せば韓国の人も「韓国語が上手ね!」と喜んで会話が弾みます。


旅行中は、その国の人とのコミュニケーションをとることで新しい情報を得ることができたり、有意義に過ごすことができると思うので、恥ずかしがらずに積極的に話かけてみましょう!

 
 コラムニスト情報
田口 知枝
性別:女性  |   現在地:韓国・ソウル  |   職業:旅行業界勤務

2009年から韓国・ソウルに在住しています。

旅行業界で働きながら、趣味の旅行と写真活動、おいしいものを食べ歩いています。

2015年「慶尚北道オンラインサポーターズ4期」優秀サポーター賞受賞

【Instagram】https://instagram.com/717ruby717/