タイ観光旅行時は絶対守って!日本人が驚くタイの風習・文化
日本人がタイ旅行時の生活で驚く文化・風習を紹介。国王(王室)へのマナーや、観光時のエチケット、服装ルールを現地民が解説します。
今回は、日本人がタイ生活・旅行時に驚くであろう風習についてご紹介したいと思います。
タイでは、国王は「神」と同義語とされています。
また、タイ王室は国民から厚い信頼と尊敬を集めており、国王・王妃を始め、王室の写真が至る所で掲げられています。
タイでは、国王と頭の位置を同じにすることや触れること、そして、一般の国民は直接話しかけることも出来ません。
つまり、王室に敬意を払うことを忘れずに生活することが求められます。
そのことを表す習慣として、映画館では、上映前に国王の写真が映し出されます。
そして、国家賛歌(タイの王室歌)が流れると、外国人も含め、全員が起立することになっています。
また、毎日午前8時と午後6時に、公共の場で国歌が流れると、それまで歩いていた人たちが止まり、直立不動の姿勢をとることになっています。
王室関係の誹謗中傷等は決してしないよう、言動にはくれぐれも気を付けましょう。
タイでは、国民の9割以上が仏教を信仰しています。
そんなタイでの観光といえば、寺院巡りも候補に挙がりますが、タイの寺院は神聖な場所であり、お参りの際は服装にも注意が必要です。
特に、王室の守護寺でもある、王宮寺院「ワット・プラケオ」では、ノースリーブや短パン等は規制されており、露出を控えることが求められます。
暑い国ですが、ホテルや病院内等、室内では冷房が強い所も多いので、長袖長ズボンはあったほうが無難でしょう。
タイでは、お店等での酒類販売許可時間は、11時~14時、17時~24時までとなっています。
また、タイでは、敬虔な仏教国であるため、仏教関係の祭日が年に何度かあり、その行事の日は禁酒日となっています。
その他、国内で選挙が行われる際も、選挙当日とその前日18時以降は、酒類販売が禁止になります。
1年の中で最も驚くことは、4月の「ソンクラーン(ソンクラン)」でしょう。
ソンクラーンとは、タイにおける旧正月のことで、もう一つのお正月として機能しています。
現在、政府によって4月13日~15日に行うこととされており、祝日になっています。
また、ソンクラーンの前後約10日間は、「テーサカーン・ソンクラーン(ソンクラーン期間)」と呼ばれ、祭典が行われる所もあります。
元々、ソンクラーンには、新年のお祝いで、仏像や仏塔を清めるためや、家族の年長者らの手に敬意を表すために、水をかけるという伝統行事を行う期間でした。
近年は、ソンクラーンが1年の中で最も暑い時期ということもあり、道行く見ず知らずの人々にバケツやホース、水鉄砲で水を掛け合う水かけ合戦へと発展しています。
ときには、冷却効果を高めるため、ベビーパウダーを溶かした水をつけられることもあります。
バンコクでは、バックパッカーの聖地として知られる「カオサン通り」、ビジネス街の「シーロム通り」等が熱戦の場となっています。
2016年は、バンコク都庁が、全国的な水不足を理由に、ソンクラーンの行事を4月12~14日午後9時までにするという通達を出す等、自粛の傾向がありましたが、4月中旬頃には、水かけ祭りが行われることを念頭に置いておく必要があるでしょう。
以上、日本では見られないであろう風習についてまとめました。
タイで過ごす時間をトラブルなく、快適に過ごせますように、少しでも役立つことが出来ればと思います。
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2011年10月~、夫の転勤で、タイのバンコクで暮らしています。
「taecoのバンコク日記」http://ameblo.jp/ta-eco/や「Food Decoration/フード・デコレーション/แกะสลัก」http://fooddecoration.blog.fc2.com/ を執筆。
学生時代&社会人時代は、国際的な開発・環境問題について学び、フィールドワークを通した調査研究等していました。主に、自然環境の再生や創造、環境教育についてが専門です。美しい自然や限りある大切な資源を未来の世代にも継承していくため、今後も、何らかの形で、情報発信や活動に関わることが出来ればと思っています。
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