クルーズ旅行How to第一弾!ダイヤモンド・プリンセスで船旅を楽しむ。

高そうな船の旅。最近はお安いクルーズ旅行・ツアーが増えています!海外クルーズの魅力や、旅行選びのポイント、マナーなどを解説。

執筆者: 松田朝子 職業:トラベルジャーナリスト
今年こそ、クルーズデビュー!

クルーズというと、「現役を引退した熟年の夫婦が、数ヶ月をかけて行く生涯一度の旅」といったイメージがあって、忙しい自分には到底無理、と思っている方がほとんどなのではないかと思います。

 

働きざかり世代が参加できるコースあり。

実際は、海外を含めても4、5日の日程からあり、料金も1日1万円台から、ダイヤモンド・プリンセスの日本発着クルーズでは早期割引などのお得なプランもあります。

 

 

料金も、トータルで考えたら実はお得!

その料金で、毎日の食事はもちろん、様々なカルチャー教室やダンスレッスン、ショーや映画といったエンターテイメントなども楽しめるのです。

 

移動のたびに荷物をパッキングする煩わしさもなく、行きたい場所に部屋が着いて来てくれるのです。

エアとホテルと食事を付けて、たとえば4日間、近場のアジアに行くことを考えたら、トータルとしては非常にお得なのではないでしょうか?

 

夏休みの計画を立てている人は、今年こそクルーズデビューを果たしませんか?

 

 

海外クルーズの魅力
日本発着で、短い日程で海外にも行ける!

今、私はプリンセス・クルーズの大型客船、ダイヤモンド・プリンセスに乗っています。

神戸から出航し、鹿児島を経て台湾の基隆(台北)、高雄、花連を巡り、神戸に戻る9日間のクルーズです。

日本発着で、短い日程で海外にも行けるというのが、ダイヤモンド・プリンセスの魅力です。

 

まさに、動くホテル!

全長290m、115,875トンという船の姿は、近くで見ると巨大なビルのよう。

18階建て、2706人の乗客を乗せられる、まさに動くホテルです。

 

 

飛行機の旅では味わえない、出発と到着のドラマがある。

その規模に圧倒されながら乗船し、夕暮れとともに神戸を出航。

バンドの演奏の中、船が動き出すシーンはちょっと感動的です。

 

また、海外の寄港地では船が港に着くたびに現地の人からダンスなどで歓迎されたりと、船旅には飛行機の旅では味わえない、出発と到着のドラマがあります。

 

 

クルーズ旅行選びのポイント

では、初めてのクルーズの旅を選ぶとき、何に気をつけたらいいのでしょうか。

 

何日程度のクルーズがおすすめ?

5日くらいのショートクルーズもありますが、10日程度あると、船旅をした実感が味わえます。

 

外国船 or 日本船、どっちにする?

●外国船の場合

日本発着でない場合もあり、発着地まで空路などで行かなくてはならないこともありますので、ご注意ください。

 

ですが、フードメニューの見せ方がおしゃれで、特にスイーツのデコレーションはアートのように可愛く、テンションが上がります。

バスタブがある部屋が希望の場合は、上級クラスの部屋に。

 

日本船の場合

ウォシュレットやバスタブを完備した部屋もあり、ダイヤモンド・プリンセスの場合シャワーも固定式でなくハンディタイプ。

大浴場があるのも、日本船ならではの魅力です。

 

ちなみに私が今乗っているダイヤモンド・プリンセスはアメリカの船会社の船ですが、船籍はイギリス、そして日本で造られた船なので、日本船と外国船のいいところが合わさって、クルーズデビューには好適かもしれません。

 

屋内ガラス張りの大浴場

 

屋外のスパプール

 

船の規模は?

豪華客船に乗った実感があるのは、10万トン前後の船です。

そのくらいあると、船の中もかなり広く、ダイヤモンド・プリンセスも、船内を移動するときは、毎日地図や案内表示を頼りにしている感じです。

 

クルーズ旅行に持っていくと便利なもの

乗船すると、クルーズカードを渡されます。

それが部屋のカギでもあり、船内で買い物をするときのキャッシュカード(船内はキャッシュレス)であり、身分証明でもあります。

 

ですから、常に携行しなくてはならないので、首からかけるカードホルダーがあると便利です。

船内売店にもありますが、免税店を含むすべてのショップは、船が動いているときしか開いていないので、持っていると役立ちます。

クルーズでの国際的マナー

外国船、日本船を問わず、船の旅には、夕食時にメイン・ダイニングを訪れるときのドレスコードがあります。

ダイヤモンド・プリンセスでは、クルーズ中2度の「フォーマルナイト」があり、その際の服装ルールは以下の通りです。

 

  • 女性:イブニングドレス、カクテルドレス、またはエレガントなパンツスーツ
  • 男性:タキシード、ダークスーツ、またはディナージャケットとスラックス

船内新聞「プリンセス・パター」より

 

 

メインダイニング以外でも食事はできるので、ドレスアップしたくなければ、別のレストランに行ってもOKです。

ですが、船の旅で最高にテンションアップするのが、このフォーマルナイトではないかと思います。

 

小さな子どもを含めた2500人もの乗客が一斉にドレスアップする様子は、まるで映画のワンシーンのよう。

ダイヤモンド・プリンセスのフォーマルナイトは、ディナーの前後に趣向を凝らしたイベントがあり、ドレスアップした時間をより楽しむことができます。

 

今回のクルーズでは、第一回目のフォーマルナイトは、キャプテン主催のウェルカム・パーティーで、グラスタワーのイベントが、第二回目は、バルーンドロップパーティーという、たくさんの風船が降ってくるユニークなパーティーがありました。

 

華やか♪グラスタワー

 

たくさんの風船が降ってくる!バルーンドロップパーティー

 

おわりに

日本ではあまり体験することのない、フォーマルな服装に身を包むことは、国際人として不可欠なマナーです。

そして、女性はドレスや訪問着を着る機会が、男性はビジネススーツでないおしゃれなスーツを着る機会があると、ファッションスキルも磨かれます。

 

日常では滅多にないそんなチャンス、ここぞとばかり船で生かしてほしいと思います。

取材協力:プリンセス・クルーズ

 
 コラムニスト情報
松田朝子
性別:女性  |   現在地:東京都  |   職業:トラベルジャーナリスト

旅行作家、トラベルジャーナリスト。日本旅行作家協会所属。旅のキーワードは
「地球じゃないところ」
→アメリカの赤い岩山や渓谷、地層を見るのが好き!
「ちょっと変わったアンチエイジング」
→ビジュアルにはこだわります!!!
著述業の他、東京・銀座で1時間2000円からのレンタルスタジオも経営。
松田朝子のフェイスブック↓
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