基礎代謝量を上げるには?代謝アップに半身浴やサウナ、水を大量に飲むことは、代謝促進に効果的ではないようです。ダイエットに欠かせない基礎代謝量を上げる方法を解説。
こんにちは、パーソナルトレーナーの和泉大樹です。
今回は代謝アップについてです。
皆さんは、代謝アップのためにしていることはありますか?
多くの人が代謝アップのために行っていることが、実はあまり効果がなかったりもします。
本当に代謝アップに効果があることとは、一体どんなことでしょう?
38℃前後のぬるま湯で浸かる半身浴は、代謝を上げると言われています。
ですが、実は代謝アップにあまり効果がありません。
半身浴の代謝アップは最初だけで、続けていても効果がありません。
半身浴は心臓への負担が少ないと言うメリットがありますが、健康な人なら普通に全身浴をした方が良いでしょう。
残念ですが代謝は上がりません。
サウナスーツを着ての運動はむしろお勧めできません。
サウナスーツは、汗を大量にかいてしまうので脱水症状の危険が増えます。
さらに、通気性がないので、かいた汗も蒸発せず体温が下がりにくくなり、暑さで運動を続けるのが困難に。
サウナスーツを着ても消費カロリーは変わりません。
体重が落ちるのは、汗によって水分が減った為です。
必要以上に水を飲んでも効果はありません。
体内が水分不足になれば代謝は落ちますが、必要以上に飲んでも効果はありません。
余分な水分は体外に排出されてしまいます。
1日に必要な水分は、飲み水だけでなく食べ物からも摂取しているので、飲み水からは1.5ℓ~2ℓ程度を目安に。
もちろん発汗量などによって必要な水分量は変わるので、発汗量が多い時はその分多く飲みましょう。
起床後、朝食を食べると身体が活動モードへと切り替わり、代謝アップが期待できます。
1日の消費カロリーは朝食で決まるとも言われています。
少しでも良いので、朝食は必ず食べるようにしましょう。
タンパク質は糖質や脂質よりもDIT(食事誘発性熱生産)が高くなります。
DITが高いほど食後の代謝が上がります。
肉、魚、卵、大豆、乳製品などタンパク質の多い食品は、しっかりと食べるようにしましょう。
ランニングなどの有酸素運動を習慣にすると、細胞内のエネルギーを作るミトコンドリアや毛細血管も増え、代謝アップは期待できます。
ですが、有酸素運動はやりすぎてしまうと逆に代謝が低下していきます。
運動で多くのエネルギーを消費していると、より少ないエネルギーでも動けるように身体は省エネモードへ切り替わっていきます。
何事もやり過ぎないようにしましょう。
代謝は上がりますが過度の期待はしないように。
筋肉はエネルギーを燃やす焼却炉。
筋肉量が多い人は代謝が高くなります。
筋トレをして筋肉量が増えれば代謝が高くなり、運動時もより多くのエネルギーを燃やしてくれます。
また、運動後の代謝促進も有酸素運動よりも活発になります。
ですが、過度の期待はしないように。
筋肉を増やすのは容易なことではなく、長く継続させる必要があります。
●関連コラム
代謝を上げるには「伸び」も効果的!基礎代謝があがるインナーマッスルの鍛え方
代謝アップに良いと言われる方法はこの他にもたくさんありますが、どれも過信し過ぎないようにしましょう。
生活習慣を正せば自然と代謝は上がるので、生活習慣を見直すことが先決です。
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