ガンコなシワに効果的なのは、水分補給よりもコラーゲン

「シワの主な原因は乾燥だから、とにかく化粧水等でたっぷり保湿しなくちゃ」と考えている人は多いと思います。けれど、皮膚科学的にはシワの大きな原因は乾燥ではなく、お肌のコラーゲンが減少してしまうこと。



いくら保湿をしてもシワが改善しないのはそのせいだったんですね。シワやたるみのないプルプルのお肌を手に入れるためにも、まずはお肌の構造やエイジングについてきちんと理解することから始めましょう。

■お肌の中にあるコラーゲンの役割って？
お肌は角質等を含む表皮と、表皮の下にある肌の土台となる真皮があります。真皮にはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが存在し、中でもコラーゲンは真皮の多くを占める主成分。網目状になっていてお肌の弾力を保つ役割があるんです。

多くの女性を悩ませているシワの主な原因は、実は肌の乾燥のせいではなく、お肌が老化して真皮に存在するコラーゲンが減少するから。コラーゲンはマットレスで例えるとスプリングのような役割をしています。

スプリングが壊れていると、マットレスは凹んだままの状態ですよね!?　コラーゲンを増やしてこのスプリングの構造をケアすることが、シワの改善につながるというわけです。

■お肌のコラーゲンを増やす方法とは？
コラーゲンを増やすためにコラーゲン入りドリンクを飲んでも、残念ながらそれが直接お肌のコラーゲンになるわけではありません。コラーゲンを多く摂取しても、肌の細胞がコラーゲン生産する力がないとあまり意味がないということなんですね。

コラーゲン入りのドリンクを飲んだりするよりもシワに有効なのは、コラーゲンを増やす成分が入ったコスメを使うこと。化粧品に含まれるコラーゲンは分子が大きく、肌の奥の真皮にまでは浸透しないので、コラーゲンそのものが配合されている化粧品ではなく、コラーゲンの生成を促す成分を取り入れるのがベスト。

コラーゲンを増やすと言われる代表的な成分は、ビタミンC誘導体、ナイアシン（ビタミンB２）、レチノールの3つ。コラーゲンの生成に必要なビタミンCは肌に吸収されにくいので、吸収されやすい状態にしたビタミンC誘導体が効果的。ナイアシンはコラーゲンの合成を高め、お肌にハリを与えてくれます。レチノールはビタミンAの一種で、肌の代謝を促してコラーゲンを増やす効果が。

シワ対策にはコラーゲンを増やすケアをするのが正解。これらの成分の中から自分の肌やシワの状態にあったアイテムを探して、シワのお悩みの根本にアプローチしましょう！

(YUKICO)