美味しい季節の「秋」到来! 気温も下がり過ごしやすくなってくると、身体が寒さに対応するために、皮下脂肪をむくむくと厚くしようとします。それに伴い食欲もむくむく増加。こってりと脂ののったものが美味しく感じられるようになってきます。



美味しい誘惑に負け、欲望のままに空き進むと、イベントごとの多い冬には大変なコトに~! そこで今回は【秋太りを防ぐ食事サイクル】についてご紹介したいと思います。

■太りにくい身体を作る時間割
私達人間の体には、一日のサイクルを作る「体内時計」があります。この体内時計を上手に利用すると、効果的にダイエットを行うことができるのです。

(1)排出の時間帯 (午前4時~昼12時)
睡眠中は体内の代謝・解毒が行われ、朝には不要物を体外に排出しようと体は動き始めます。

この時間に消化しにくいものを食べると消化に時間がかかり、朝から体がだるくなり、脂肪を溜め込んでしまいます。この時間帯は消化に時間のかからない、生野菜や果物のフレッシュジュースなどがオススメです。

(2)補給と吸収の時間帯 (昼12時~午後8時)
起床後3時間程度経つと、身体がフル稼働を始め食事を摂る準備が整います。消化酵素の働きも活発になるので、食べたものの栄養素をしっかり吸収できるのです。この時間にしっかりと食事を摂ることが理想。

ポイントとしては生野菜や果物など酵素を含むサラダ類を加えること。そうすることで食べたものの消化を助け、代謝がスムーズに進みます。

(3)吸収と代謝の時間帯(午後8時~午前4時)
午後8時を過ぎると、その日の食べたものを消化・吸収し、体内で細胞の新陳代謝が行われます。この時間帯に食事を摂る人は要注意です!

食べたものが脂肪になりやすく、寝ている間も胃液が働き続けることになるので、身体がゆっくり休まらず睡眠の質も悪くなってしまいます。夕飯は午後8時前に済ませるか、それが難しければせめて寝る3時間前には食事を済ませるようにしましょう。

食べたものの質も大切ですが「夜の食事は太りやすい」ことをしっかり認識し、規則正しい生活を送ることがダイエット成功のカギ。体内リズムを正常に保てば胃腸をゆっくりと休めることが出来、睡眠の質も高まります。

これはダイエットだけでなく美肌を保つ上でも押さえておきたい大切なポイントですね。

食欲の秋に、暴飲暴食からの激太りという負のスパイラルに陥らないよう、食べる時間帯をしっかりと見極めて、秋の味覚を楽しみましょう。

(服部恵)

この記事を書いたコラムニスト

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