メキシコのクリスマス"navidad"(ナビダッド)!どんな風に過ごす?何を食べる?
カトリック教徒が多いメキシコでは、クリスマス(navidad/ナビダッド)は盛大に行われます。メキシコの家庭で食べられているクリスマス料理や、パーティの様子、クリスマスの飾り付け「ナシミエント」などについて紹介します。
私は今まで、不思議とクリスマスや年越しを海外で過ごすことがあり、(仕事だったり、旅行だったり、帰れなかったり、などなど)アメリカ大陸のクリスマスを、いろいろな街で見るチャンスに恵まれました。
今回は、その中でも特に印象に残っている、メキシコでのクリスマスについてお話しします。
カトリック教徒が多いメキシコでは、クリスマスは非常に盛大に行われます。
スペイン語で”クリスマス”の意味の”navidad(ナビダッド)”と呼ばれます。
まず驚いたのは、クリスマスが過ぎても1月中旬くらいまでツリーを出していること!
ですので、ニューイヤーのカウントダウンもクリスマスチックな気分なんです。
食べ物もクリスマスの延長のようで、残り物も含まれています。
クリスマスが終わった瞬間から、街の雰囲気も、家の中も、人々の心も、完璧にお正月に切り替わる日本とは違い、
彼らにとってはジーザス(イエス・キリスト)が生まれたクリスマスがとても重要。
お正月はどちらかというとその祝うべき日の後に訪れる、ちょっとしたハッピーモーメントという感じを受けました。
歴史が長かったり、宗教色がある国でのお祭りや祝い事には、なにか人々の一体感のようなものが強くあるのは、その地で育っていった信仰だったり、辛かった歴史も含めて人々の心の中に残っている記憶が、そう感じさせるのではないかと思います。
メキシコでしかわからない、メキシコらしさ。
メキシコ人にしかわからないMexicano&Mexicana(スペイン語でメキシコ人)らしさ。
さて、次は私が食べたメキシコでのクリスマス料理をご紹介します。
家によって内容はある程度さまざまで(日本のお節のような感じですかね)、私が実際にご馳走になったメキシコのクリスマス料理はこちらです。
上から時計回りに。
ターキースモーク、豚肉にアーモンドを挿し入れてローストしてるステーキ、モレ、リンゴとクルミのサワークリームサラダ、トマトクリームスパゲッティ、豆を煮込んだフリホレス。
日本ではあまり馴染みのないメニューですが、味は日本人にぴったり合います!
このお皿にのっている料理はどれを組み合わせても本当に美味しい!
それぞれの味や香りがうまく混じり重なり合い、すごいハーモニーを奏でます。
クリスマスの基本的なメニュー、リンゴとクルミのサラダ&お肉との相性なんて、ずっとその味を味わっていたいくらい、酸っぱい、甘い、しょっぱい、クリーミー、オイリーのバランスがすべて絶妙に合わさり、感動的でした。
こちらはメキシコで初めて食べたデザートです。
パーティーのときによく食べる、ビスケットとサワークリームを何段にも層にしたデザートで、さっぱり頂けます。
他にも親戚で持ち寄ったデザートの数々がテーブルを飾っていました。
クリスマスの日周辺だけ飲めるらしきビールも、販売されていました。
ちなみにこの日集まった親戚一同の数はだいたい20人強でした。
メキシコシティの中心地、ソカロに出現するイルミネーションもとても見事です。
クリスマスに欠かせないメキシコ名物のピニャタとポインセチア(スペイン語でノチェブエナ)が
巨大なイルミネーションとなって街を飾ります。
そして、私の大のお気に入りとなったナシミエント。
ナシミエントとは、スペイン語で”誕生”を意味し、ツリーの下、またナシミエントだけ単独であったりもするクリスマスの飾り付けです。
移動する街ごとに、人サイズのものから手乗りサイズのものまで、大小さまざまナシミエントをたくさん見てきました。
ジーザスの生誕を、三人賢者やマリアさまなどのモニュメントで表現し、クリスマスイブからクリスマスに日付が変わったら、納屋のゆりかごに赤ちゃんのジーザスを入れるのが習慣だそうです。
いろんなタイプのナシミエントがあって、見飽きることがありません。
これもナシミエント。
ちょっと空気が抜けてきているのが愛らしいですね。
それではみなさま、ぜひ楽しいクリスマスをお過ごしください!
feliz de navidad!
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