現地民が教える、買ってはいけないイタリアのお土産5選

イタリア観光旅行でおすすめできないお土産!ブランドのコピー商品、生モノ食品などは危険。税関を通れない、健康被害などの危険性もあります。

執筆者: OTA YUKI 職業:Enoteca Lombardi スタッフ/イタリア旅行アドバイザー
イタリアで買ってはいけないお土産

イタリア旅行に行くと言うと、「ぜひ、お土産を買ってきて」とせがまれることが多いのではないでしょうか。
魅力的な工芸品の数々、有名なブランド品、はたまた美味しい食材まで、イタリアで買って帰るお土産に困ることはありません。

 

そんな中で、お土産選びに、ほんの少しだけ気をつけたい事を取り上げてみました。

 

 

日本の税関でストップ!「ブランドのコピー商品」

街を散策していると、路上でブランド物のバッグやお財布などを販売している人々を見かけることがあるでしょう。実は、この殆どがコピー商品です。

ぱっと見た目は、本物そっくりで、お値打ちの商品には、ついつい手が出てしまいそうになります。

 

ですが、これらの持ち込みは、入国の際、固く禁じられています。

つまり、日本へ持って入ることの出来ない品物なのです。

 

 

「肉加工品」を持ち帰るのも違法行為!

イタリアで作られる、生ハムやサラミ。

「日本で買うものよりはるかに安く、しかも美味しい」とくれば、ついつい持って帰りたくなりますよね。

 

 

検査証明書のないものは、日本への持ち込み不可

これらも、検疫を受けたものでなければ、持って入ることの出来ないものです。

 

ヨーロッパ内の持ち込みは認められていますが、日本での税関審査で、検疫を受けたもの以外のものはタブー。
万が一、見つかれば、税関で取り上げられてしまいます。

 

 

夏場のチョコレートやナッツ類は●●が発生するかも!

イタリアのチョコレートは、人気のお土産のひとつ。

美味しいし、気軽に配るお土産としては最適です。

 

 

30度を越す温度の中では、加工品でも虫が発生する可能性あり

ですが、イタリアの夏は非常に暑く、昼過ぎになると35度を越すこともしばしばあります。

温度管理のされたお店や専門店は別ですが、通常、10月くらいまでは入荷を抑えるお店も少なくありません。


なぜなら、イタリアのチョコレートには、その多くに、ヘーゼルナッツなどのナッツ類が含まれていることがあり、30度を越す温度の中では、加工品でも虫が発生することがあるからです。


特に、計り売りなどのお店で、賞味期限が正しく表示されていない場所での購入には、注意が必要です。
夏場にチョコレートを買う際には、以上の点に気をつけましょう。

 

野菜や果物もNG!生のポルチーニ茸も…

イタリアの野菜や果物は、値段も安く、珍しいものも多いので、持って帰りたくなることもあるでしょう。
ですが、やはりこれも持って帰ることの出来ないものの一つです。


特に、ポルチーニ茸などの季節品の中には、外からでは見えない虫が、中に潜んでいることが多々あるのです。
旬の野菜や果物は、現地で楽しんだ方が良いでしょう。

 

 

購入時はパッケージの表示をしっかりと確認すること。

どんな商品でも、出どころがハッキリしていること、食べ物であれば、原材料や賞味期限に注意することをお勧めします。
イタリアでも、中国製のオモチャなどには有害とされる塗料が使われている可能性がある為、非常にコントロールが厳しくなっているのが現状です。


また、食品の原材料の表記は、多いもの順に表記されています。
商品を購入される前に、今ひとつ、自分の目で確かめてみてください。

 

 

おわりに

ちゃんとしたものを、ちゃんとしたカタチで購入することは、旅を最後まで楽しむための秘訣であると思うのです。
そんなお土産選びをお勧めします。

 
 コラムニスト情報
OTA YUKI
性別:女性  |   現在地:フィレンツェ  |   職業:Enoteca Lombardi スタッフ/イタリア旅行アドバイザー

花の都 フィレンツェ に住むこと、はや十数年。
フィレンツェの台所と言われる、メルカートで働いて10年以上となります。
多くの食材に囲まれながら、花より…の生活を楽しんでいます。

そんな生活をこちらに綴っています。どうぞ、ご覧ください。
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