自分が本当に欲しい理想の婚約指輪や結婚指輪を選ぶには?結婚情報誌などに踊らされて「執着」が強くなっていると、迷いは尽きません。執着心を捨てれば、自然と無理なく正しい指輪選びができるようになります。

はじめに

こんにちは。

自分で想いを込めて大切な指輪を手作りする「手作り指輪の専門家」リングプランナーの飯田馨です。

 

指輪への執着、強すぎませんか?

大切な指輪選びで悩んでいる人に共通していることは、「指輪への執着が強い」ということ。

 

現代の指輪選びでは、知らず知らずに「執着」という悪循環に陥りやすい罠が、数多く存在します。

今回は指輪選びにおける「執着心」を手放す方法をご紹介します。

 

 

人気度、ブランド、値段…「執着」は数知れず

一生大切な指輪、後悔しない指輪選びという重圧や、人気ランキング、ブランドなど、人からの評価に心が奪われるあまり、指輪を身につける本質が軽視されています。


執着した指輪選びとは、「外側の満足を求めて、内側の満足を忘れること」とも言えます。
執着は、そのものの本質を消し去り、正しい判断ができない環境を作ります。


内面の自分の想いに基づいて直感で行動している人だけが、正しい指輪を選ぶことができるのです。

 

「執着しない」ことの重要性を考えてみよう

毎日身につける指輪、一生残る指輪ですから、指輪から愛や幸せを感じ、平和や安心が得られるパワーリングであって欲しいと願います。


しかし、「執着」は、将来のことよりも今を優先します。

さらに、周りの環境にも悪い影響を与えます。

 

悪い影響は、当然ですが「悪い結果」をもたらします。

その時は満足する人もいますが、後々「所詮は指輪だから」「指輪は形式的なもの」などを理由にして、それに満足し続けることはありません。

 

 

本当の理想の指輪選び。「執着」を手放すには?
1. 執着の対象から客観視する

某有名結婚情報誌などで紹介されている指輪選びは、心理的にも心を奪われるキーワードで、そこだけをクローズアップされて、私たちは無意識の中で情報として刷り込まれます。

 

実際、それに追随した指輪の販売戦略が多いですから、ますます執着してしまうのです。

思い切って、その対象から離れることが必要なのです。

 

そして、自分で理想の指輪を考える時間を作ります。

段々と心の中の対象の存在は小さくなり、執着も減っていきます。

 

まずは「自分はどうなのか」を考えてみてください。

2. 本質と向き合う

対象物や対象者ではなく、自分の心と正面から向き合ってみましょう。
このときは、自分の楽しいことや嬉しいこと、満足できることを考えます。


すると、自分が苦しいと思うことや、執着の対象が見えてくるはずです。
「こんな気持ちで指輪選びをしたい」と感じ、「こんな自分が理想の指輪だ」と思えば、自然と無理なく正しい指輪選びができるようになります。

3. 余裕をもって選んでいく

時間のない指輪選びは、お勧めしません。

満足できる指輪選びでは、気分転換をして一度冷静になることも必要だからです。

 

一番良いのは、日常生活の隙間時間で指輪のことを考えること。

こんな時に指輪があったらどう感じるだろうかなど、いろいろな場面でイメージすることで、具体的なデザインなどを知るきっかけになります。

 

後々、その時間もふたりの思い出となります。

4. 人に聴く

さらに、お勧めなのは「既婚者に聴く」ということです。

筆者は仕事柄こういう会話は多く、そこから今の指輪選びの問題点を知るきっかけになっていますし、同じ轍を踏むことをしないようにお伝えしています。

 

ただ、マイナス的な発言をする人は、最初の選ぶ入口から間違えていることが多いので、この場合はプラス的な発言をしている人の意見を参考にしてください。

 

5. 行動する

「カタログを見る」というのも煮詰まる作業です。
自分の直感でいいなと思った店に足を運んでみましょう。

 

専門家の話を聴けば、自分が何かに執着していることや、自分では考えていないようなことを知るきっかけにもなります。

ただ、セールスされて嫌な気持ちにならないように、「今日は下見です」と先に断りましょう。

 

おわりに

「常識を疑う」という言葉とおり、指輪選びでもいつの間にか執着心を持たされる可能性があることは、ご理解していただけましたでしょうか?


そこに消費するエネルギーはとても大きなものです。
自分の今ある幸せなエネルギーを、周りの評価ではなく、自分にとって理想の指輪を選ぶことに使うことをお勧めします。


とは言え、なかなか自分では難しいと思いますから、自分の幸せエネルギーを込めた指輪が欲しいという方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

この記事を書いたコラムニスト

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