香りが強いユズを使ったお風呂は、厄除けの意味もありました。風邪予防や冷え性改善、リラックス効果など冬の健康促進に欠かせない成分も含まれています。

はじめに

日本では、冬至にゆず湯に入る風習があります。

ゆず湯について詳しいことは知らない人も多いのではないでしょうか?

 

国産ゆずは、高知県と徳島県で7割以上が生産されており、寒さに強い柑橘系フルーツとして冬に親しまれています。

 

ここでは、冬至のイベント「ゆず湯」について分かりやすく解説します。

 

 

ゆず湯の由来と効果効能
厄払いの効果

かつての日本では、厄払いをする前の禊(=身を清めること)のためにゆず湯に入っていました。

春が終わって冬が来ることを「一陽来復」と呼びますが、これに備えて身を清めたのだと考えられています。

 

昔から香りの強い植物は邪気を払う力があるとされてきましたが、香りの強いゆずは、まさに厄除けに適した植物なのです。

ハーブやスパイスなど、香りの強いものを厄除けに置くのは、海外でもお馴染みですよね。

 

血行促進

柚子の皮には「へスぺリジン」「リモネン」という成分があり、これが血行促進に役立ちます。

血行促進による嬉しい効果は、冷え性改善や代謝促進だけではありません。

 

肩コリや風邪予防など、冬に起きがちな不調を改善してくれる作用が満載です。

 

美肌効果が抜群!

また、実より皮の方がビタミンC所有量も多く、その数値は3倍以上。

 

ビタミンCが溶けだした湯に浸かることで、お肌の新陳代謝を促進したり、お肌の保水量を増やす、メラニン色素を上手に排出しシミ予防に繋がるなど、美肌にも嬉しい効果が期待できます。

 

リラックス効果が高い

ゆずが浮かんでいるお風呂に浸かるのは、見た目にも香り的にも大変リラックス効果が高いでしょう。

柑橘系の香りは、落ち込んでいる気分を解消するアロマ効果もあります。

 

ゆず湯のやり方

ゆず湯のやり方は家庭によって違いますが、最もオーソドックスなのはゆずを丸ごと入れるやり方。

ゆずがお湯にぷかぷかと浮いている様子は、視覚的にもなんとなく楽しいものです。

 

ただ、このやり方だと、ゆずを1~2個入れただけではほとんど香りがしません。

香りを楽しむためには、最低でも4~5個のゆずを投入する必要があります。

 

農薬などを洗い流すため、軽く表面を洗ってから入れましょう。

 

 

ゆずを大量に使うのはもったいない!

そのような人は、ゆずを切ってからお湯に入れれば、少量のゆずでも香ります。

 

切ったゆずはそのままお湯に浸けると果肉や種がバラバラになってしまうので、ガーゼで作った袋や洗濯ネットのような、網状の袋などに入れた状態でお湯に浸けるようにしましょう。

 

ゆず湯の注意点

ゆず湯に入ると、肌がピリピリとしてしまう人がいます。

特に肌が弱い人は、かぶれやかゆみ、湿疹などの症状が出てしまう人もいるようです。

 

このような現象は、ゆずに含まれるリモネンという成分によって引き起こされます。

リモネンは洗剤に使用されるほど強力な成分で、肌の粘膜を取ってしまいます。

そのためデリケートな肌に触れると刺激になり、炎症を起こしてしまうのです。

 

敏感肌の人や赤ちゃんは、ゆず湯に入るときは注意が必要です。

 

柚子の表面をよく洗う

農薬だけでなく、柚子の表面にはリモネンも多いため、丸ごと入れる前によく洗っておくとよいでしょう。

 

湯船で柚子を揉まない

カットしたり実を揉んでしまうと、香りと共にリモネンも多く出てしまいます。

ピリピリしないためにも、浮かべるだけがおすすめです。

 

長湯は避ける

ゆっくり浸かっていたいものですが、長湯をするとそのぶんピリピリする確率も増えてしまいます。

 

乾燥した柚子を入れる

乾燥させた柚子であれば、皮膚への刺激も最小限に抑えられます。

 

柚子の数を少なくする

家庭用のお風呂であれば、大1個に抑え、表面を良く洗うとよいでしょう。

 

お風呂から出る前にシャワーを

ゆず効果が流れてしまうと心配されるかもしれませんが、ピリピリとした刺激が残るよりはマシ。

お風呂から出る前はシャワーで身体を洗い流しましょう。

 

おわりに

ゆず湯に入ると、一年は風邪をひかないと言われています。

実際、ゆずには健康に良い効果があります。

 

みなさんも冬至にはぜひゆず湯に入ってみてくださいね。

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