指輪が抜けなくなった時に試したい5つの対処方法を紹介。焦って慌てて外そうとすると、指を痛めたり、余計抜けにくなることも。指輪を切断するという最終決断をする前に、お試しください。
こんにちは。手作り指輪専門家のリングプランナー飯田馨です。
リングプランナーをしていると、こんな話を聞くことがあります。
- 結婚後に太ってしまった。ある日、毎日24時間肌身離さずつけている結婚指輪を外そうとしたら、指から抜けなくなっていた。
- 指輪の試着時に無理して指に入れてしまい、抜けなくて困った。
その際に慌てると、指を痛めたり、余計抜けにくくなります。
こんな時、対処法さえ知っていれば、焦ることもありませんよね。
そこで今回は、「指輪が抜けなくなった時の対処法」をご紹介します。
これらを使った方法は、上手くいけば簡単に指輪が外れます。
- オリーブオイル
- ハンドクリーム
- 洗剤
その際に、指輪を回転させるのもいいですが、指輪を下から上に持ち上げるようにして、少しずつ外す方法がお勧めです。
なかなか指輪が抜けないと、どうしても自然と力んだり、焦る気持ちも出てきます。
そんなときは、他の人に頼みましょう。
深呼吸をして、力まず、楽にした状態になって、相手に委ねましょう。
頼める相手がいない場合、自分の両手を後ろに回して、方法1と同じ方法を試してみてださい。
両手を前にしている状態よりも力が抜け、指輪が外れやすくなります。
上記の方法を試しても外れない場合は、ぬるま湯に浸けて手を温めることで、血流を良くして、指のむくみを取りましょう。
また、頭の高さくらいの位置にしばらく手をあげておく方法でも、一時的に指のむくみがとれます。
糸は、タコ糸・梱包用ビニールひもなど、できるだけ細い糸を用意してください。
1. 手のひら側から指輪を押して隙間を作ります。
2. 隙間に、指先側から手首側に向けて10cm~20cmほど糸を通します。
後ほど、この糸を持って引っ張りますので、引っ張りやすいくらいの長さで構いません。
3. 指先側の長いほうの糸を、リングの端から第二関節から第一関節くらいまで、できるだけ隙間を作らないようにグルグルとしっかりと巻いていきます。
4. 巻きつけた糸の端を固定したら、手首側に残した糸を指輪に対して垂直に引き上げます。
そうすると、糸がほどけていくのに従って、リングが滑るように抜けていきます。
うまく抜けない場合は、指輪を直接持って、巻きつけた糸の上を回すようにしながら持ち上げて外してみてください。
できるだけ細い糸を使い、糸は強めに巻きつけるのがコツです。
時間がかかると、指がうっ血して紫色になったり、痺れや痛みが生じたりすることがありますので、糸を巻くときはできるだけ手早く行ってください。
もし、不安に感じたらすぐに中止してください。
毎日、結婚指輪を肌身離さず身につけるのは、とても良いことだと思いますが、外れなくなるまで放置している状態はちょっと無頓着過ぎる気がします。
また、「痛みはないし、切られるのはもったいないから…」という気持ちでつけ続けると、何らかの症状がでた時には、病院や消防署、ジュエリーショップでリングカッターを使って指輪を切らなければならなくなります。
しかしながら、一番大切なのは「切る・切らない」ではなく、自分が気持ちよく指輪を身につけるために、指のサイズの変化に合わせて指輪もメンテナンスをする気持ちです。
このコラムが、普段から心掛けていただけるきっかけとなれば幸いです。
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