アメリカの治安が悪い都市ランキング!各街の治安状況は?日本人観光客は行っても大丈夫?
アメリカの治安が悪い都市のランキングを紹介。殺人・強盗などの犯罪に巻き込まれないよう、観光はできるだけ危険な町を避けることをお勧めします。
「自由の国アメリカ」
こう言われ、多くの人がアメリカに憧れていた時代がありました。
時を経た今でも、アメリカという独特の土地を愛し、夢見、行きたいと願う人も多いのではないでしょうか。
ですが、このアメリカにも、当然ですがとても危険な都市があるのです。
日本の殺人件数は、10万人につき0.31人(2014年のデータ)だと言われています。
つまり、100万人いて3人程度ということです。
これをまず念頭においてください。
アメリカでもっとも危険な都市と言われているのが、「デトロイト」です。
ミシガン州南東部にあるこの都市は、かつては自動車産業で大変な賑わいを得ており、まさに”夢”の象徴のような場所でもありました。
ですが、現在は、このデトロイトは非常に恐ろしい町になっています。
近年では治安がやや改善されたとはいうものの、殺人件数は10万人当たり45人。
そして、そのうちの7割ほどが未解決です。
また、ホテルにパスポートを預けておいたとしても、それが奪われるケースや、旅行者が強盗に襲われるケースも報告されています。
なお、1980年頃には反日感情が高まり、中国系技術者が日本人と誤解されて撲殺される事件も起きています。
また、カリフォルニア州のサンフランシスコ湾に面した都市「オークランド」もかなり危険な土地です。
日本人が被害にあうケースも多く、強盗や詐欺、暴行事件が多発しています。
そしてアメリカは、人種問題も横たわっている国です。
2009年には、このオークランドで、白人の警察官が黒人の男性を射殺する事件が起こっています。
「相手が無抵抗であるのになぜ撃ったのか」ということで物議を醸しだしたことを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一方、テネシー州の西端にある「メンフィス」は、ダウンタウンの治安が悪いことで有名で、ギャング団が非常に多いことでも知られています。
もし、どうしてもここを訪れたいということであれば、ダウンタウンの方には近づかず、治安のよい場所だけを訪れるようにしましょう。
エルヴィス・プレスリーが住んでいた家なども見ることができます。
暴行件数が多いミズーリ州の商工業都市「セントルイス」。
アメリカ犯罪都市として悪名高いが、スラムエリアに近づかなければ物価も安く、住みやすい街とされています。
特に西部と南部は高級住宅街となっており、住んでいるエリアによって、かなり犯罪発生率の差が激しい街といえます。
麻薬問題が大きく取り上げられたオハイオ州の「クリーブランド」なども、安全とは言い難い地域として知られています。
全米でも高い評価を得ているケース・ウェスタン・リザーブ大学周辺は比較的治安が良いようですが、ダウンタウンなど犯罪率の高いエリアには近づかないようにしましょう。
おわりに
私たちは日本にいるとき、「安全」を殆ど意識しません。
それこそが安全であることの証明でもあるのですが、海外ではそういうわけには決していかないのです。
日本と同じ感覚でいると、犯罪に巻き込まれやすくなります。
特にこれらの危ない地域に行く人は、身を引き締め、心を緊張させ、安全に気を配りましょう。
夜に出歩くのは特に危険ですよ!
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Latte Columnist
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