炭酸水はからだに悪いの?良いの?炭酸水の効果を詳しく解説!

執筆者: Latte

最近、炭酸水が流行ってますよね。

 

流行っているけど、炭酸水は、からだに悪いという噂を聞いた事がある方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、炭酸水は、からだに悪いのか。

 

それとも炭酸水は、からだに良いのか。

 

炭酸水の効果や摂取方法を紹介します。

 

炭酸水とは何か

 

炭酸水とは、一言でいえば炭酸ガスを含んだ水のことです。

 

化学式にすると、「H₂O + CO₂ ↔ H₂CO₃」と表せますので、二酸化炭素を含んだ水ということになります。

 

炭酸水はからだに悪いの?

炭酸水は、必ずしもからだに悪いという事はありません。

 

ですが摂取方法によっては、からだに悪い影響もありますので、炭酸水を飲むことで、からだに起こる悪影響をお伝えします。

 

悪影響①:下痢や軟便など胃腸の不調

炭酸水は弱酸性なので、炭酸水を飲み過ぎると胃腸を過度に刺激してしまい、下痢や軟便を誘発することになります。

 

胃腸が弱い人は、注意が必要です。

 

悪影響②:歯や骨を溶かす

歯や骨は、リン酸カルシウムという成分でできています。

 

このリン酸カルシウムは、酸に溶ける性質を持っているので、弱酸性である炭酸水を飲み過ぎると、歯や骨を溶かすことになってしまいます。

酸性が強いほど、歯や骨を溶かしやすくなりますので、コーラやサイダー等のジュースのような清涼飲料水(pHが2.0~4.0ぐらいのもの)のように、炭酸水の中でも人工甘味料や糖分が含まれているフレーバー付きの炭酸水には、酸性が強いものもあるので、注意が必要です。

 

悪影響③:貧血や酸欠を引き起こす

炭酸水を飲むと体内の二酸化炭素濃度が高くなるので、一気に飲むとからだが酸欠状態になってしまう恐れがあります。

また炭酸水には鉄分の吸収を阻害してしまう作用もあるので、その結果鉄分不足をまねき、貧血になってしまう恐れもあります。

 

貧血気味の方は特に注意が必要です。

 

炭酸水を飲むメリットは?

炭酸水がからだの及ぼす悪影響について解説しましたが、もちろんメリットもあります。

 

メリット①:便秘改善

炭酸水を飲むことで、炭酸ガスの働きにより腸内を刺激して、消化活動を活発にしてくれるので、便秘の改善に期待できます。

メリット②:ダイエット効果

炭酸水を飲むことで、炭酸ガスで胃が膨らみ、満腹中枢が刺激される為、満足感が得られます。

 

普段の食事を減らすことに繋がります。

メリット③:血流促進

炭酸水を飲むと、体内に吸収されて血管内に二酸化炭素を取り込む事になります。

 

すると、血管内の二酸化炭素濃度が上昇するので、からだは酸欠状態だと感じ、より多くの酸素を取り込もうと血管を拡げます。

 

その結果、血流が良くなります。血流が良くなると、疲労回復・肩こり解消・冷え性の解消など、良いこと尽くめです。

 

結局のところ、炭酸水はからだに良いの?悪いの?

 

炭酸水がからだに良いか悪いか、それは飲む量によって変わります。

 

炭酸水がからだに及ぼす悪影響は、すべて飲み過ぎが原因です。

 

適切な量で正しい摂取方法であれば、からだに良いことが多いです。

 

炭酸水を飲むときの適切な量と摂取方法

炭酸水の適切な量として、1日あたり約1Lがオススメです。

人間が1日に必要な水分量は約2Lと言われており、その内の7~8割を飲み物から、2~3割を食べ物から摂取するのが理想的です。

つまり、人間が1日に飲み物から摂取した方が良い水分量は1.4L~1.6Lになりますが、その内の1Lを炭酸水に変えると、からだに良い影響がでてきます。

摂取方法については、基本的には普段飲んでいる水を炭酸水に変えるだけでも十分ですが、より炭酸水のメリットを活かす為にオススメの飲み方をご紹介します。

 

オススメ①:炭酸水の種類は、無糖の炭酸水がからだに良い

昨今炭酸水ブームなので、各メーカー様々な種類の炭酸水を販売しています。

 

種類が多すぎて、どれを選べば良いのか迷ってしまいますが、炭酸水のメリットを存分に活かす為には、人工甘味料や添加物が含まれていない無糖の炭酸水を選ぶようにしましょう。

人工甘味料や添加物が含まれているフレーバー付きの炭酸水は、コーラやサイダーのように強い酸性を示すものが多く、歯や骨を溶かすリスクが高まりますし、人工甘味料や添加物の過剰摂取は太りやすくもなります。

フレーバー付きの炭酸水は甘味や酸味が加わる分、味としては美味しいと思いますが、からだの為には無糖の炭酸水を飲むのが一番オススメです。

オススメ②:炭酸水を飲むときの温度は、常温

冷えた炭酸水では胃腸への刺激が強すぎて負担をかけてしまうので、下痢や軟便になってしまうリスクが高まります。

 

夏場は特に、炭酸水をキンキンにして飲みたくなってしまいますが、からだの為には常温で飲むのがオススメです。

オススメ③:摂取タイミングは、朝・食前20分前・寝る前

炭酸水の1回あたりの摂取目安はコップ1杯分の200~300mLぐらいが良いでしょう。

朝起きて炭酸水を飲むことで、腸の活動を促し、便通が良くなります。口内もスッキリするので、頭もからだもシャキッと目覚めることができます。

また、食前の摂取については、満腹中枢が刺激されて作用するまでに約20分間かかる為、ダイエット目的で炭酸水を飲む方には、食事をする20分前に摂取することをオススメします。

ひとつ注意点として、炭酸水は少量だと食欲増進作用があるので、ダイエット目的で食事中に飲む際には、少しお腹が膨れるくらいの300~400mLを目安に摂取をすると満腹感が得られますよ。

そして夜、寝る前に炭酸水を摂取する事は、朝と同じように腸の活動を活発にしてくれるので、便秘改善につながります。腸は寝ている間に活発に動いて腸内環境を整えてくれるので、就寝前にコップ1杯程度の炭酸水を飲むことで腸の働きを高める効果があります。

 

まとめ:炭酸水はからだに悪い?良い?

 

炭酸水は、からだにとって悪い事と良い事のどちらもありますが、飲み過ぎなければ、からだに良いことばかりなので、摂取量と摂取方法に注意して炭酸水を日常生活に取り入れてみてください♪