幼児・赤ちゃん連れでの海外旅行 ~快適に旅をするために準備すべき事とコツ~
最近では小さな子連れで海外旅行に行く家族も増えて来ました。
とはいえ、大人や大きな子連れでの旅行とは違い、「いざ旅行するぞ!」となったら、何をどう用意したらいいのか戸惑う方も多いかもしれません。
そこで、今回は筆者の経験から幼児・赤ちゃん連れで海外旅行する際のヒントをご紹介します。
ショッピング、グルメ、スキューバーダイビング、美術館や遺跡巡りなど旅の目的はさまざまですが、小さな子連れで旅行をする際には、その旅が子どもと親(一緒に旅する保護者)にとって楽かどうかが大切です。
無理な日程や行動でどちらかが体調を崩しては、元も子もありません。
まずは、旅先での足の問題です。
もちろん抱っこ紐とベビーカーは必須ですが、街を歩き回っての観光やショッピングをしたい場合は、ベビーカーが押せる街なのかどうか事前に確認しておきましょう。
特に、アジアの国々では車道はあっても歩道が無い、歩道が狭くベビーカーで回るには不便だったり、危険だったりする国も多いです。
抱っこ紐で、ご自分がどのくらい歩き回れるかも考慮したほうがいいです。
「足」の問題は毎日のことなので、交通事情を調べ、対策を考えてから目的地を決めることをお勧めします。
個人的には、子どもが長距離歩けなかったり、昼寝も必要としたりする幼児までなら、都会よりもリゾート地がおすすめです。
そして、24時間対応の病院があるかどうか、現地語・英語に自信がなければ、日本語対応かどうかも調べるのも小さい子連れでは重要です。
飛行機の便は、夜便と日中に飛ぶ便、どちらを選ぶべきでしょうか?
一日に複数便があるなら、必ず機内で寝る子以外は、夜便よりも日中に飛ぶ便のほうがお勧めです。
夜便で子どもが興奮して寝なかったら、周囲のお客さんにも迷惑ですし、何よりも親まで休めず、旅の一日目からグッタリということになりかねません。
夜便しか無い場合は、とにかく旅に疲れを持ち込まないように、ゲームやテレビを見ずに休みましょう。
また、事前予約でバシネット(乳児用のベッド)、乳幼児用の食事を忘れずに頼みましょう。
席は、前方の足の伸ばせる広い席や、トイレに立ちやすい通路側を選ぶと楽です。
これをお読みの皆さんは、小さい子連れに親切なホテルをホテル予約サイトで探される方が多いと思います。
その場合、朝食やベッドが追加料金か、キッズルーム(子どもの遊び場)・キッズプールなどの有無だけではなく、「可動式のシャワーかバスタブがあるか」も大切です。
海外では、シャワーが固定式のホテルも多く、固定式だと赤ちゃんや幼児を洗いにくく不便です。
固定式でもバスタブの場合は、なんとかコップを風呂桶がわりに洗うことも可能です。
おむつ、ミルク、離乳食、日焼け止めは、持って行くほうがいいです。
非常時には現地調達もOKですが、ほとんどの国のおむつより、日本製のほうが質がいいです。
離乳食も、子どもの口に合うかという問題もありますが、場所によっては種類が少ないこともあります。
日本より物価の安い国でも、おむつ・ミルク・離乳食は輸入品が多いせいか、日本より高いこともありますので、やはり持って行く方がいいでしょう。
また、オーストラリア、ニュージーランド以外の国へは、日焼け止めも日本から持って行くのがおすすめです。
小さい子連れの旅行は大変なようですが、ポイントを押さえれば、家族にとって楽しく、子どもにとってもかけがえのない経験と思い出になります。
どうぞ皆さまの旅が快適なものとなりますように。
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