恋愛心理学から見た、片思い(意中)の相手とグッと距離を縮める3つの方法

執筆者: 雪見かおる 職業:ライター/コラムニスト

恋に落ちるきっかけは、一体“いつ”“どこ”に転がっているか分かりませんよね。

一目惚れか、はたまた長年付き合っているうちに、いつの間にか好きになったのか。なかには「初めはまったくタイプじゃなかったのに結婚した」という人も珍しくありません。

「男女に友情は成り立つか?」という永遠のテーマがあるように、たとえ友達と割り切った関係でも、ふと恋愛感情が湧き出てくるのが“恋の魅力”でもあるはず。

今回はそんな恋愛感情を抱くきっかけにスポットを当てて、片思いの相手との距離の縮め方について紐解いてみましたのでご紹介します。

デートはスリルが味わえるアウトドアをチョイスする

『錯誤帰属』という言葉を聞いたことがありますか?

生理的な興奮が起こったとき、その感覚を恋愛感情と間違って解釈してしまう現象を指す言葉です。

というのも、アメリカの社会心理学者ダットン、アロンがこんな実験を行ったそう。

実験内容は「深い峡谷にかかる吊り橋」と「浅い小川にかけられた石橋」を男女ふたりで渡ったとき、後日連絡を取り合った割合はどちらが多かったのか?というもの。

その結果、石橋を渡った男性が女性に連絡を取った割合はわずか12%。反対に吊り橋を渡った男性が女性に連絡を取った割合は、約半数だったというのです。

似たような現象に『親和動機』がありますが、人は不安なことがあると“自分と同じ環境にある相手を好きになる”と言います。つまり気になる異性とデートをするときは、スリルを味わえるジェットコースターやお化け屋敷、トラブルが起こりやすい旅行やキャンプをチョイスしてあげると、ふたりの関係がより一層深まると言えそうですね。

 

 

相手と接する距離は50センチを意識する

好きな人とは、一分一秒でも長く一緒にいたいと思うもの。ですが、そのとき“相手との距離”について意識したことはありますか?

アメリカの心理学者カーンが行った研究によると、好きな人とは「50センチの距離で話す」のが一番効果的と話します。

なんでもひとりの男性に対して、50センチ離れたところと2〜4m離れた場所に、女性ひとりずつ座らせ話をさせたところ、男性は50センチ離れたところに座っていた女性に好感を持ったのだとか。

これは男女が逆転しても同じ結果でした。

つまり好きな相手にアプローチするときは、手を伸ばせば触れられる50センチで、ということを頭の片隅に置いておきましょう。

「好きな人の前だから」と離れ過ぎてしまっては一向に進展しないどころか、相手に「(私には)興味がないんだ」という印象を与えかねません。

近づき過ぎても逆に身構えられてしまうので、不快に思われない距離が50センチと考えれば、相手に声をかけるのも少しは勇気が出るかも?

 

 

気になる相手とはできるだけ顔を合わせる

最初の頃はなんてことなかったのに、いつしか相手のことが気になりだしたなんて経験ありませんか?

それは『単純接触の効果』という心の動きが関係しているそうです。

人は馴染みのないもの出会うと、違和感や拒否反応を起こす習性があります。

ですが、何度も相手を目にするうちに少しずつ受け入れられるようになり、自分でも気づかないうちに好意的になっていくのだとか。

なので、相手に迷惑がられない程度にお昼を一緒に食べたり、一緒に飲み会に参加するなどすると良いようです。片思いの相手とは、できるだけ同じ空間にいることを心がけましょう。

遠距離恋愛の場合は少し損ですが、月に1度でも会いに行く機会を持つだけでも相手の印象はガラリと変わるもの。逆に近場でも「忙しいから」と会うのを先延ばしにしてしまうと、相手のあなたに対する印象は薄れていってしまいますよ。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

いずれも行動あるのみなので、相手の様子をよく見極めながら、いかにさりげなく自分の存在を相手に印象づけるか、ということがポイントになってきます。

いま気になる異性がいる人はこれら心理テクニックを使って、ぜひ相手との距離を測ってみてくださいね。

 
 コラムニスト情報
雪見かおる
職業:ライター/コラムニスト

はじめまして。
Webメディアのニュース記事を執筆しています、雪見かおるです。

小さいころに男女のあり方について疑問を抱いて以来、「性別ってなんだろう?」「人を好きになることってどういうこと?」と、あれこれ思いを巡らせてました。

真面目に考えると頭がパンクするので、適度にゆる〜く世の中のまかり通っている恋愛、ジェンダー論について検証していきたいと思います。

よろしくお願いします。

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