ゆとり世代の部下の特徴と付き合い方!仕事のモチベーションを低下させない褒め方・叱り方
ゆとり世代が社会人になって暫く経ちました。
ゆとり世代は「諦めやすい」とか「打たれ弱い」というイメージがあるので、どう叱ったらいいのか分からない上司もいると思います。
ゆとり世代と上手く付き合っていくにはどうしたらいいのか。
世代ならではの考え方を知って、上手に部下との関係を築いていきましょう。
まず、ゆとり世代の叱り方です。
打たれ弱いからと言ってもダメなものはダメなので、しっかり叱る必要があります。
そんな時「ダメじゃないか!」「なぜ出来ないんだ!」と叱ってしまうと、ゆとり世代はすぐに逃げ出してしまうかもしれません。
ゆとり世代を叱るときには、まず、何がダメであるかを伝えます。
仕事を失敗してしまったときなどには必ず不備があるので、そのポイントを的確に伝えるのです。
何が間違っているのかをそもそも理解していない可能性も十分に有り得るからです。
「ここは違うので、こうしましょう」と具体的に指導していく必要があります。
その上で「自分の失敗談」を交えて話をしていくことが大切になります。
「以前にこういう失敗をして、自分も同じように怒られたんだ」という話し方をすれば、部下もすんなり受け入れてくれる筈です。
その上で「どうしたらいいのか」を考えさせることが、ゆとり世代の叱り方になります。
ここで1から10まで上司がやり方を教えてしまうことを続けると、考える力がなくなってしまいますので、必ず「自分で何が悪かったのかを考え、反省し、その改善策を出させる」ことがポイントです。
ゆとり世代にはむやみやたらに褒めてはいけないのです。
むやみに褒め過ぎてしまうと、調子に乗って失敗する傾向があります。
しかし、人間は誰でも褒められたい生き物なので、気付いたときには褒めてあげる必要もあります。
例えば、ふとした瞬間にいいところを見つけたら「○○というのは良いね」と褒めてあげましょう。
机が綺麗に整頓されているとか、資料のまとめ方が上手いとか、その程度のことでも良いのです。
「ここは良い所だね」と褒めてあげることで、ゆとり世代のやる気を上手く引き出すことが出来るのです。
また、ゆとり世代を伸ばすには、少しだけ自分が下になって見ることも、必要になる場合があります。
ゆとり世代には、ゆとり世代にしか出来ないことがあります。
もしそれが、自分に出来ないこと(例えばITスキルなど)であれば「これはどうやるんだろうか?」と聞いてみましょう。
ゆとり世代の欲求を上手く刺激することが出来るので、彼らのやる気に繋がるのです。
若いものから教わる素直さは、今後もビジネスで役に立つスキルと言えるでしょう。
ゆとり世代と良い関係を築くには、まず先入観を捨てることです。
「ゆとり世代」というレッテルを貼っているのは、他でもない自分だということに気付きましょう。
昔は自分も「最近の若い奴」に分類されていて、大人たちに反発していた時期があると思います。
それが今は「最近の若い奴」ではなく「ゆとり世代」になっただけなのです。
ゆとり世代であっても、褒められるところはたくさんあります。
人とのコミュニケーションが得意だったり、文章を書くのが得意だったり、仕事に活かせる特徴は必ずあります。
「ゆとり世代」という先入観を持って接するのではなく、一人の人として見ることが大切です。
見方を変えるだけでも、彼らの良いところを見つけられるかもしれません。
ゆとり世代というのは、先入観もあって、悪い影響ばかりを与える存在として見られてしまいがちです。
しかし、良い所というのは、一人ひとりにたくさんあるものです。
叱り方や褒め方を知っておくと、ゆとり世代と上手く付き合っていくことが出来る筈なのです。
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