ピアノの上達方法は「譜読み」トレーニングから!難しい曲をモノにする練習のコツ

執筆者: 小川 瞳 職業:ピアニスト

こんにちは。ピアニストの小川瞳です。

 

今回は難しい曲の練習方法についてご紹介していきたいと思います。

 

上達のための第1ステップ 譜読み(ふよみ)

ピアノの練習にはまず、譜読み(ふよみ)と呼ばれる段階があります。

楽譜の通りに弾けるようになることです。

音符を読んで、音楽を覚えて、すらすら弾けるようになるのです。

 

音読でいえば、だいたいの内容を把握して、迷ったりつっかえたりしないようにする状態です。

日本語なら最初から特に問題なく読めるでしょうが、慣れない外国語だとすらすら読むために練習が要りますよね。

ピアノの場合も同じです。


譜読みの能力が高くなれば最初からさほど苦労なく弾けますが、初心者の方だと、まずこの段階で戸惑うと思います。

譜読みのスキルが高ければ新しい曲に挑戦する気持ちも高まりますが、苦手な場合は既存曲ばかりを練習してしまい、なかなか次の曲への足取りが重くなってしまいがちです。

 

 

何度も繰り返し練習をすることが大切

譜読みの段階で戸惑ってしまった方も、焦ることはありません。

外国語のフレーズは、何回も繰り返して練習すれば流暢に話せるようになると思います。
ピアノも一緒です。

最初は弾く度に音符を読まなければならず、音符を読む度に時間がかかり、中々曲として聴こえてこないことも多いでしょう。


フレーズを短く区切って、ゆっくりと片手ずつ繰り返し練習をすれば、そのうちに音楽を記憶出来ます。
根気良く何度も何度も練習をしてみることが大切なのです。

音符以外の表記も重要

出来れば譜読みの際に、強弱記号など音符以外の表記にも注意して下さい。
ただの音読ではなく朗読をする感覚です。

音符だけ正しく弾けていても音楽にはなりません。
速度や音量の変化を細やかにつけてこそ美しい音楽になるのです。
そのためには、譜読みの段階から音楽の表情を意識して演奏する必要があります。

音符が頭に入り、すらすら弾けるようになったら、より一層、表現の幅を広げることに力を注ぎましょう。

 

 

最初はゆっくり弾く

テンポが速くて難しい箇所は、自分で納得のいく演奏が出来るテンポまで落として何度も繰り返し練習をして下さい。

ゆっくりにして弾けるようになったら、徐々にテンポを上げていきます。
大抵の場合、難しい箇所もこの方法で練習を重ねていけば、きちんと弾けるようになります。

速くて難しいパッセージは、どうしても焦ってしまって速いテンポで練習しがちです。
しかし、一音一音、指の動きを確認する気持ちで確実に弾くようにして下さい。

 

指の感覚は常に敏感にしましょう。

頭の中で理想の音楽を描く

それから、譜読みを始める前にまず頭の中で楽譜を読んで、頭の中で音楽を鳴らしていくことも有効です。

譜読みの後も、理想の音楽の形を明確に頭に思い描いてからピアノに向かうようにしましょう。

 

闇雲に音を出しても、中々良い音楽には近付けません。
自分がどのように弾きたいか、まずはそれを考えた上で丁寧に練習をしていくよう心がけて下さいね。

 
 コラムニスト情報
小川 瞳
性別:女性  |   職業:ピアニスト

ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/

小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8