プロのピアニストが教えるピアノ上達練習法!難しいフレーズを間違えずに速く弾くポイントとは

執筆者: 小川 瞳 職業:ピアニスト

こんにちは、ピアニストの小川瞳です。

 

今回は「難しいフレーズを速く弾くための練習方法」を紹介します。

 

早く弾くことが難しい箇所

速く弾くことが難しい箇所は、大まかに分けると2パターンあると思います。

1. 十六分音符や三十二分音符などで、細かく動き回るフレーズ
2. 音域が広くて、手の移動が大変なフレーズ

 

 

細かく動き回るフレーズの練習方法

細かく動き回るフレーズの場合は、手のポジションを良く把握することが重要です。
なるべく手の動きを少なくして、無駄なく指を動かして下さい。

速いパッセージでは、一般的には、鍵盤に指を置いて弾くことも大切です。
鍵盤から指を離して上から叩くようにタッチしてしまうと、無駄な時間が掛かってしまう上に、音色が綺麗ではなくなってしまいます。

指先の意識を極めて敏感にし、指先には力を入れ、手首や腕は脱力して弾けるよう訓練することも有効です。

手の甲がこわばったままでは上手く動かせないので、どこにも無駄な力は入れないよう常に気を付けてみて下さい。

 

音域が広いフレーズの練習方法

音域が広い場合は、まず移動をする練習をしましょう。


例えば、ドから2オクターブ上に離れたドまでを何度も繰り返すフレーズがあるとします。
その場合、2オクターブの感覚をしっかりと手で覚える必要があります。
何度か手の移動練習を繰り返して、感覚を掴めたら鍵盤に指を置く練習をしましょう。


忙しいフレーズだと、どうしても上から鍵盤を叩いてしまいがちですが、その弾き方は音色が悪くなるだけではなくミスタッチにも繋がってしまいます。

打鍵の際は、必ず鍵盤に触れてから音を出すという習慣をつけましょう。

そして弾く時は、移動した後の音(この場合は2オクターブ上のド)の鍵盤を、ずっと見ておくこともお勧めです。

弾く瞬間だけではなく、移動する前からその鍵盤に視線を定めておいて下さい。

 

 

その他のポイント(イメージと柔軟性)

どのようなフレーズにおいても、頭の中でイメージをするということが大切です。

 

なかなかイメージが確立出来ない場合は、声に出して歌ってみると良いでしょう。
歌うことによって、どのような音形なのか脳がしっかりと理解できるので、格段に弾きやすくなると思います。

指を速く動かすためには、やはり手を柔軟にしておく必要があります。
普段から手を広げたり、指を握ったり開いたりを繰り返していると、楽に指が動くようになるかもしれません。

 

おわりに

「速く弾けるようになること」は、極めて練習の成果が出やすい課題だと思います。


しかし、無理な弾き方をすると、腱鞘炎になり、手首や腕を痛めてしまう可能性もあります。
いつでも無駄な力は入れないよう心掛けながら楽しく練習をしてみて下さいね。

 
 コラムニスト情報
小川 瞳
性別:女性  |   職業:ピアニスト

ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/

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