色が映しだす隠された心理とは?効果別で選ぶカラーコーディネート例
こんにちは。カラーコーディネーターの安田紀子です。
今回は、色が持つ効果とカラーコーディネート例についてお話しさせていただきます。
以前、白やピンクの紹介記事でもお話ししましたが、色には様々な効果を生み出す力があります。
それは「やる気を起こさせる」「リラックスする」といった内面的なものもありますし、「元気に見える」「痩せて見える」といった外面的なものもあります。
皆さんは、朝、洋服を選ぶ際に何をポイントに選んでいますか?
「デートだから女の子っぽいものにしよう」
「会議で発言するから、有能に見えるようなスーツにしよう」
「ママ友とランチだから、先週と被らないものにしよう」
これらのように、理由は色々だと思います。
では、なぜその色を選んだのか、その色には「外面的に」「内面的に」どのような効果があるのか、具体的に見ていきましょう。
「愛情」「情熱」といったイメージの赤は、内面的には勇気をくれるパワフルな色ですが、派手な色でもあります。
そのため、男性の中には「赤を着ている女性は気が強そうに見える」というイメージを抱かれる方も多いようです。
明るく鮮やかな赤に薄いピンクを合わせて、甘いお菓子のような可愛らしいコーディネートにしましょう。
若々しく見せる効果がありますが、幼く見え過ぎないよう注意が必要です。
落ち着いた赤には、明るい定番色を合わせて、大人の雰囲気を出してみましょう。
黒や白ではつまらないので、少し色味のあるグレーを合わせます。
グレーやシルバーは、エレガントに見せることが出来るうえ、気持ちを落ち着かせることが出来る色です。
赤の攻撃的な印象を、弱めてくれる効果が期待出来ます。
緑が与えるイメージは「リラックス」「平穏」といった癒しのイメージです。
森林の色なので、見ているとゆったりとした気持ちにさせる効果があります。
男女問わず人気があり、好印象を与えてくれます。
少しグレーがかった緑は、上品で穏やかな印象です。
合わせる色もその印象を壊さないようにします。
濃く鮮やかな紺では堅苦しくなりますので、緑と同じようにグレイッシュでソフトな印象の紺にします。
紺をボトムにすることで、落ち着いた印象になります。
右側のコーディネートは、親しみやすさを与えるオレンジと合わせたビタミンカラーのコーディネートです。
自分だけでなく、周囲の人も元気にする効果があります。
明るく朗らかな組み合わせです。
青は「誠実」「爽やか」など、知的で清潔な印象の色です。
相手に信頼してもらいたいときに身に着けると、力を発揮してくれる色でもあります。
内へ向かう色なので、自分自身の心を落ち着けたい、冷静になりたいというときに着ると、内面的に効果を発揮してくれます。
左側のコーディネートはオーソドックスな組み合わせですが、紺の誠実さにローズレッドを足すことで、女性らしさをプラスしています。
高級感を演出したいときにも向いています。
右側はフレッシュで若々しいコーディネートです。
さらに若々しく見せたいときは、薄い緑をボトムに用いて下さい。
躍動感がアップします。
いかがでしょうか。
色の効果は「相手にどう見えるか」という外面的なことだけではありません。
朝、洋服を選んだとき「なぜ、この色の服にしたのだろう」と、少し考えてみて下さい。
無意識に内面的な色の効果を期待して選んでいるかもしれないのです。
緑を選んだアナタは、実は気が張っていて疲れている(リラックスしたいと願っている)のかもしれませんし、青を選んだアナタは、自分の真面目な面を見て欲しいと思っているのかもしれません。
選んだ色を確認してみることで、自分自身の意外な心の声が聞けるかもしれませんよ。
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川崎市でカラーサロン「nrk color circle」を営んでおります、安田紀子です。
4シーズンを細分化したパーソナルカラー10タイプ分類を対面診断、写真診断で行っています。カラーセラピストとしての知識も活かし、似合う色プラス効果的な色の使いかたをお伝えしています。
TEL:080-1177-9439
〒216-0004 川崎市宮前区鷺沼1-11-14 鷺沼パレス906
HP:http://nrkcolor.com/
・日本色彩学会正会員
・色彩検定1級/後任カラーデザイナー
・東商カラーコーディネーター検定1級(第2分野)
・カラーセラピスト
・パワーストーンセラピスト
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