小物、雑貨などを綺麗に撮る方法は?一眼レフカメラの設定を調整してみよう (1/2)
こんにちは、写真家のyuukaです。
今回は第二回目という事で「カメラの設定」についてお話を進めて参りたいと思います。
あくまでも「気軽に楽しくテーブルフォトを」という事をテーマに考えておりますので、あまり細かく込み入ったお話はせず、ざっくりと、大切なポイントをピックアップしてお伝えしていきたいと思います。
テーブルフォトを撮影するにあたり、まずはカメラを「絞り優先モード」に設定しましょう。
上記左側の写真の様に、ダイヤルを「Av」または「A」という文字に合わせてください。
テーブルフォトをふんわり可愛く撮影する為には、この「絞り」が重要なポイントとなります。
この「絞り」という言葉を、簡単に写真のイメージと共に表現しますと、以下の通りとなります。
- 「ふんわりしたイメージフォト=絞り値を小さくする(絞りを開ける)」
- 「くっきりしたイメージフォト=絞り値を大きくする(絞りを絞る)」
そして「絞り値」というのは、第一回目のお話でも出てきました「F値」という言葉で表されます。以後「F値」と表現します。
ご自身がお持ちのレンズを見ていただくと、上記写真の様に「1:3.5-5.6」、「1:1.4」という様に数字が書いてあるかと思います。
これが「F値」と呼ばれるもので、この数字が小さければ小さい程ボケ感の効いた写真が撮れるのです。
この「F値」の数値を小さくしたり大きくしたりすることで、どれだけぼかしたふんわりしたフォトを撮影するのかをコントロールする事ができます。
「F値」を変える事でどれだけボケ感が違うのか。
一度、お持ちのカメラ&レンズを使用して「F値」を小さくしたり大きくしたりしてシャッターを切ってみてくださいね。
次は「ISO感度」の設定です。
この「ISO感度設定」を簡単に説明しますと、光が弱い場所でもシャッターが切れる様にする、手振れしにくくする様にする設定の事です。
ISO感度を高くすることによって、暗い場所でもカメラが敏感に光をキャッチすることが出来る様になるからです。
ですが、ISO感度を高くすればするほどノイズが目立つというデメリットがありますので、状況をみながら、なるべく低感度に設定して撮影に臨まれた方がBetterです。
設定する「F値」にもよりますが、光が割と入る明るいお部屋でのテーブルフォト撮影であれば、ISO200~400程度に設定して撮影してみましょう。
曇り空や雨の日など、若干暗めのお部屋であれば、ISO400~800程度で撮影してみてください。
次に、「露出補正」についてです。
この「露出補正」というのは何かと言いますと、写真の明るさを補正するという事です。
撮影したけれど、何となく暗くなってしまった。
また逆に、明るくなり過ぎてしまったなど。
そう言った場合は、この「露出補正」をすることによってご自身の撮影イメージの明るさに近づけることができます。
プラス側にすると「明るく」、マイナス側にすると「暗く」補正することができます。
因みに、カメラは色の濃いものを撮影すると「明るく」、またその逆に色の淡いものを撮影すると「暗く」写し出す性質があります。
その事を踏まえ、色の濃いものを撮影する時は「マイナス」側に補正し、色の淡いものを撮影する時は「プラス」側に補正するといいでしょう。
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