一眼レフカメラで料理を撮影するためのマル秘テクニック!美味しそうに見せる撮り方のコツ

執筆者: 植村耕司 職業:写真家

こんにちは、写真家の植村耕司です。

 

今回はお料理の撮影のポイントのお話です。
SNSやブログなどにお料理の写真をアップされる方も多いと思いますので、撮影をするとき美味しそうに見えるポイントを紹介します。

 

 

お料理の撮影ポイント

覚えておきたいポイントは以下の通りです。

 

  1. フラッシュは原則使わない。
    クリップオンタイプをお持ちの方は、上に向けて、天井バウンスなどで使って下さい。
  2. 料理は全部写さなくて良い。
  3. 斜め上から撮影。
    料理が遠くに感じないように。
  4. 露出補正でプラス側に。
  5. オートホワイトバランスで違和感があれば、太陽光モードで。

 

これらの点に注意して撮影しましょう。

 

ポイント1 フラッシュを使わない

やはり料理は、自然光の方が美味しく見えるでしょう。

スタジオ設備や大型ストロボが使える状況ではその方が綺麗に撮れますが、一般の方が気軽に撮って綺麗に美味しく見せるには、自然光が一番です。


クリップオンタイプを使う場合は、決して料理に直接光を当てず、バウンスして使いましょう。

 

 

ポイント2 全部写さなくて良い

お皿全部は写さなくても良いのです。

懐石料理など、器にも拘りのある料理は別として、普通にランチやスイーツなどを撮る場合は、思い切り寄って、画面からお皿がはみ出ても構いません。


主となる料理が分かれば、全部が入っている必要はありません。

 

 

ポイント3 近くから撮影

ポイント2と同じような内容ですが、お皿を全部入れると、それだけ料理は遠く感じます。

思い切って近付くことが重要です。


しかし、ズームレンズをお使いの場合は、カメラで寄るのでなく、ズームをして寄りましょう。

そうすることで、歪みは押さえられます。

 

 

ポイント4 露出補正でプラス側に

自然光で撮影するので、そのままでは写真が少しアンダーに感じると思います。

露出補正でプラス側に振り、気持ちオーバーめに撮るようにしましょう。

 

そうすることで、料理にも艶が出て、美味しく見えるようになると思います。

 

 

ポイント5 太陽光モードの活用

基本的には、ホワイトバランスはオートで良いと思いますが、オートで撮影してみて温かみが感じられないようであれば、ホワイトバランスを太陽光に設定し撮影して下さい。


色温度を調整することで、好みの色を探しながら撮影するのも楽しみです。
ストロボを使う場合はオートで良いでしょう。

 

 

最も大切なこと

最後に、5つのポイント以上に大切なことをお伝えします。最も重要です。


料理の撮影は、料理が完成後、5分以内に終わらせましょう

それ以上時間を掛けると、料理が変わってしまいます。

 

パスタやうどんなどは、麺が伸びますし、湯気も無くなります。

お寿司や和食でも鮮度が伝わりません。

 

料理が出て来るまでに頭の中でイメージして、カメラの設定も済ませ、必ず時間を掛けずに撮影を行いましょう。
テーブルの上の整理も忘れないようにしましょうね。

 
 コラムニスト情報
植村耕司
性別:男性  |   職業:写真家

クラシックコンサートからミュージカル、ダンスなど各ジャンルの舞台を中心に大阪から神戸、阪神間から関西一円で活動しています。
JPS 公益社団法人 日本写真家協会会員
JSPS 日本舞台写真家協会会員

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